方針
(1) の多項式は初項 ,公比 と見るより, と確認するのが早い。したがって の6解から を除いた5個が解である。(2)は文系第3問と同じ判定で,各解を として3次方程式へ代入し,整数解候補を定数項の約数に限って調べる。
解答
(1)
与えられた多項式を とおく。直接掛けるとである。なお を に代入すると なので, はもとの方程式の解ではない。
したがって の解は, の解のうち を除いたものである。 の解はであるから,求める解はである。
(2)
(1) の各解を として調べる。 のときは なので となり,整数解はない。 の場合, では である。整数解があるなら を調べればよいが,いずれも解ではない。 では であり, だから整数解 をもつ。 の場合, では であり, だから整数解 をもつ。 では であり,整数解があるなら を調べればよいが,いずれも解ではない。
以上より,条件を満たす解は である。
別解
解法2(6乗根の一覧表)
方針
等比型の恒等式で5次方程式を6乗根へ帰着し、除外すべき を明示する。(2)は 、3次式、見つかった整数根を一覧にして漏れを防ぐ。
解答
(1) とおくと を計算するとである。したがって の解は の6解から を除いたである。
(2)
各解について を作るととなる。整数根候補は定数項の約数に限られるので、表の「なし」も有限回の代入で確定する。よってである。
総評
難度5、計算量5。等比型の因数分解に気づくと、(1)は の根の列挙に帰着する。目安は18分程度である。 としたあと、 がもとの方程式の解でないことを必ず確認したい。(2)は文系第3問と同型で、3次方程式を完全に解く必要はなく、整数解候補を定数項の約数に限って代入すれば十分である。 を忘れやすいので、(1)で得た5個を順に処理する形が安全である。