(1) f(x)=(x2−x)e−x である。微分すると f′(x)=(2x−1)e−x−(x2−x)e−x=(−x2+3x−1)e−x であり,さらにf′′(x)={(−2x+3)−(−x2+3x−1)}e−x=(x2−5x+4)e−x=(x−1)(x−4)e−xである。 e−x>0 だから,f′′(x)=0 となるのは x=1,4 である。対応する y 座標は f(1)=0,f(4)=12e−4=e412 なので,変曲点は (1,0),(4,e412) である。
凹凸は f′′(x)>0(x<1, 4<x),f′′(x)<0(1<x<4) である。また f(x)=x(x−1)e−x より零点は x=0,1 である。
増減については f′(x)=0 が x2−3x+1=0 と同値なので,x=23−5,23+5 である。f′(x) はこの2点の外側で負,内側で正となる。したがって,グラフは(−∞,23−5)で減少,(23−5,23+5)で増加,(23+5,∞)で減少する。さらに x→∞limf(x)=0,x→−∞limf(x)=∞ である。これらをもとに,x=0,1 で x 軸と交わり,(1,0) と (4,12/e4) で凹凸が変わる概形を描けばよい。
(2) 接点を x=t とする。接線の方程式は y=f′(t)(x−t)+f(t) である。この接線が (0,a) を通る条件は a=f(t)−tf′(t) である。
ここで f(t)=(t2−t)e−t,f′(t)=(−t2+3t−1)e−t だから f(t)−tf′(t)=(t2−t)e−t−t(−t2+3t−1)e−t=t2(t−2)e−t である。したがって a=h(t),h(t)=t2(t−2)e−t を考えればよい。 a>0 であるから,h(t)>0 が必要であり,これは t>2 を意味する。t>2 での h(t) の増減を調べると h′(t)=−t(t−1)(t−4)e−t である。したがって t>2 において,h(t) は (2,4) で増加し,(4,∞) で減少する。よって正の値の範囲で最大値をとるのは t=4 のときであり,その値は h(4)=42(4−2)e−4=e432 である。 0<a<32/e4 なら接点が2個,a=32/e4 なら接点が1個,a>32/e4 なら接点が存在しない。したがって,ちょうど1本の接線をもつのは a=e432 のときである。
このとき接点は t=4 である。接線は y=f′(4)(x−4)+f(4) であり,f(4)=e412,f′(4)=(−16+12−1)e−4=−e45 だから y=−e45(x−4)+e412=e432−5x である。
求める領域は,y 軸 x=0,曲線 y=f(x),接線 y=e432−5x で囲まれる。接点は x=4 であり,0≤x≤4 で接線が曲線の上にあるので,面積 S はS=∫04{e432−5x−(x2−x)e−x}dxである。
まず∫(x2−x)e−xdx=−(x2+x+1)e−xなので∫04(x2−x)e−xdx=[−(x2+x+1)e−x]04=1−e421である。また∫04e432−5xdx=e41[32x−25x2]04=e488である。したがってS=e488−(1−e421)=e4109−1である。
曲線とただ1本の接線
青い部分が求める面積。接線は x=4 で曲線に接する。