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岡山大学 2025年度 前期文系数学 第2問

x,yを実数とする.θの関数f(θ)=cos2θ+xsinθy1(0θ<2π)を考える.以下の問いに答えよ.

(1) f(θ)の最大値をx,yを用いて表せ.

(2) 0θ<2πであるすべてのθについて不等式f(θ)<0が成り立つような点(x,y)全体からなる領域を図示せよ.

難易度5/ 10計算量5/ 10目安15

三角関数関数図形と方程式方程式・不等式 置換、範囲評価、グラフの概形

方針

s=sinθ とおくと s[1,1] であり,問題は下向きに開く二次関数 2s2+xsy の最大化になる。軸 s=x/4 が区間内にあるかで場合分けし,最大値が負となる条件を境界つきの領域として図示する。

解答

(1)
s=sinθ とおくと,1s1 であり,f(θ)=cos2θ+xsinθy1=2s2+xsyである。この二次関数の軸は s=x4 である。

x4 のとき,軸が区間 [1,1] に入るので最大値はx28yである。x>4 のときは s=1 で最大となり,最大値はxy2である。x<4 のときは s=1 で最大となり,最大値はxy2である。

(2)
すべての θ について f(θ)<0 となる条件は,(1)で求めた最大値が負であることである。したがって求める領域は{y>x28(4x4),y>x2(x>4),y>x2(x<4)で表される。境界は点 (4,2),(4,2) を通る放物線 y=x28 の弧と,その両端から出る直線 y=x2y=x2 であり,境界は含まない。その上側全体が求める領域である。

境界はいずれも含まず,次図の網掛け部分が求める領域である。

総評

【公式出題意図・解答例との対応】公式は,三角関数の性質を理解し,sinθ の範囲上で二次関数の最大値を求め,不等式で表された領域を正しく図示できるかを確認する問題としている。公式の3場合の最大値と領域条件に一致する。

難度5,計算量5。想定時間は15分程度。x=4 では頂点が区間の端に一致し,放物線と直線も (±4,2) で滑らかにつながる。条件が厳密不等式なので境界は含まない。

【別解監査】xsinθ を符号別に評価する方法もあるが,s=sinθ[1,1] として二次関数を最大化する方が場合分けの根拠が明確である。

【独立検算】無作為な100組の (x,y) について θ を細分した最大値と3場合の公式が一致することを確認した。

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出典: 岡山大学 2025年度 一般選抜(前期日程)数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。