方針
分母を とおき、 であることから を得る。これで を で表し、 に代入して円の方程式を導く。最後に から となること、逆に上半円上の点から を戻せることを確認して軌跡全体を決める。
解答
とおく。これは である。さらに だから、 となることはなく、常に である。
定義より であるから、 となる。したがって であり、 を得る。
これを に代入するとである。両辺に を掛けて整理すると となる。よって である。
また より であり、 だから である。端点はとなる。
逆に、上で得た円のうち を満たす点について とおけば、円の方程式から が成り立ち、かつ であるから の が取れる。したがって欠ける点はない。
ゆえに点 は、中心 半径 の円のうち、 軸上およびその上側にある半円を描く。
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別解
解法2(複素数による反転で円を得る)
方針
点 を表す複素数を とする。与式の分母は
なので、 と書ける。
したがって を実部・虚部に分ければ円の方程式が得られる。
最後に虚部の符号と逆向きの対応を調べ、円周の上半分を過不足なく動くことを示す。
解答
点 を表す複素数を とおく。 だから
は零にならない。与えられた式よりである。したがってが成り立つ。
, として実部と虚部に分けると分母を払って整理すればすなわちを得る。
また元の表示で分母は正であり、 では
だから である。逆に、この円周上で
の点 を取ると、 であり、
の虚部は である。よってとなる が存在する。したがって求める軌跡は、中心
、半径
の円の上半円であり、両端も含む。
総評
媒介変数で表された点の軌跡を円へ直す問題。目安時間は20分。分母が平方和であることから直接消去できるほか、複素数では反転として一行で構造が見える。円の方程式だけで終えず、 の範囲に対応する上半円であることと逆向きの存在確認まで書く。
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