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大阪大学 1982年度 前期日程 第2次学力試験文系数学 第1問

関数f(x)=13sin3x2sin2x+sinxの区間 0xπ における最大値および最小値を求めよ。

難易度5/ 10計算量5/ 10目安20

三角関数微分関数 式変形、展開・因数分解、増減表

方針

導関数を c=cosx の多項式に直して因数分解する。二つの臨界点と端点での関数値を比較し、増減も確認する。

解答

三倍角・二倍角の公式を用いるとf(x)=cos3x4cos2x+cosx=4cos3x8cos2x2cosx+4=2(cosx2)(2cos2x1).区間内では 1cosx1 だから cosx2<0 である。したがってf(x)=0cosx=±12,すなわちx=π4,x=3π4である。導関数の符号は順に負、正、負となる。

端点と臨界点での値はf(0)=f(π)=0,f(π4)=13sin3π42sinπ2+sinπ4=2+223,f(3π4)=13sin9π42sin3π2+sin3π4=2+223.よって最大値 2+223,最小値 2+223.

別解

解法2(余弦を変数にする)

方針

三角関数を sinxcosx にまとめ、u=cosx と置く。閉区間 [1,1] 上の関数として微分し、候補値を比較する。

解答

区間 0xπ では sinx0 である。三倍角・二倍角の公式からf(x)=13sinx(4cos2x1)4sinxcosx+sinx=23sinx(2cos2x6cosx+1).ここで u=cosx とおくと、1u1F(u)=231u2(2u26u+1)の最大・最小を求めればよい。1<u<1 で微分するとF(u)=231u2{(4u6)(1u2)u(2u26u+1)}=2(u2)(2u21)1u2.したがって内部の停留点はu=±12だけである。端点では F(±1)=0 であり、F(12)=2+223,F(12)=2+223.以上より最大値 2+223,最小値 2+223.

総評

難度5、計算量5、目安20分。微分後の式を cosx の多項式として正確に因数分解できるかが中心である。標準解法では増減を直接追い、別解では u=cosx によって閉区間上の一変数関数へ移した。いずれも端点の値を忘れず比較することが重要である。

冊子PDFで見る阪大の三角関数の問題で問題集を作る

出典: 大阪大学 1982年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。