方針
各目を3で割った余りによって分類して を求める。(3)では比 をとり、組合せ数を積の各因子で評価する。
解答
整数 に対して積 が3の倍数でないためには、すべての回で 以外の目が出ればよい。したがって 条件を満たす目は の2個であり、1回あたりの確率は である。よって目の分類を図示すると次のようになる。
(1)、(2)より仮定から なのでさらに対応する分子の各因子は分母の各因子の2倍より大きいからよって 、すなわち
別解
解法2(組合せを集合として比較する)
方針
(1) 、(2)の確率を標本数から直接数える。(3)では 個の相異なる 元部分集合を構成し、それ以外の部分集合も存在することから組合せ数を評価する。
解答
各回に許される目は の4通りである。全事象は 通り、条件を満たす列は 通りなので となる目は の2通りである。該当する 回の選び方が 通りであり、その回の目は各2通り、残りは各4通りだから したがって を示すにはを示せばよい。 だから、まず の中から 個を選ぶ場合を考える。
組の対の各対から1個ずつ選ぶと、相異なる 元部分集合がちょうど 個できる。さらにはそのいずれにも含まれない。よってしたがってであり、 が成り立つ。
総評
難度7、計算量5、目安30分。(1)は積が3の倍数になる条件、(2)は各回の正の事象を正確に分類する。(3)は確率の比から組合せ不等式へ帰着する。積による代数的評価と、対から1個ずつ選ぶ集合的評価を示し、高校範囲の組合せだけで厳密に証明した。