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大阪大学 1986年度 前期日程 第2次学力試験理系数学 第1問

(1) log34は無理数であることを証明せよ.

(2) abは無理数で,abが有理数であるような数の組abを求めよ.

難易度3/ 10計算量2/ 10目安10

指数・対数数と式 背理法、素因数分解、反例構成

方針

(1) は有理数と仮定して整数の指数等式へ直し、素因数の違いに矛盾させる。(2) はその無理数を指数に使い、値が2になる底を選ぶ。

解答

(1)
log34 が有理数であると仮定する。正の整数 m,n を用いてlog34=mnと書けば3m=4n=22nとなる。左辺の素因数は3だけ、右辺の素因数は2だけなので、素因数分解の一意性に反する。従って log34 は無理数である。

(2) a=3,b=log34と置く。a,b はともに無理数でありab=(3)log34=3log32=2は有理数である。従ってこの組は条件を満たす。

別解

解法2(場合分けによる存在構成)

方針

(1) は奇偶性だけで矛盾を得る。(2) は (2)2 が有理数か無理数かで分け、どちらでも条件を満たす組を作る。

解答

(1)
log34=m/n と仮定すれば3m=22nとなる。しかし左辺は奇数、右辺は偶数であり矛盾する。よって log34 は無理数である。

(2) u=(2)2と置く。

u が有理数なら(a,b)=(2,2)とすれば a,b は無理数で ab=u は有理数である。

u が無理数なら(a,b)=(u,2)とすれば a,b は無理数でありab=((2)2)2=2は有理数である。

従ってどちらの場合にも条件を満たす組が存在する。

総評

難易度3、計算量2。目安時間は10分である。(1) は有理数の仮定を整数指数の等式へ直す。(2) は具体例を一組示せばよく、解法1は前問を利用し、解法2は値の有理・無理による場合分けで存在を保証する。後者では場合分けのどちらでも底と指数が無理数であることを明記する。

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出典: 大阪大学 1986年度 前期 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。