方針
右辺を と置き、左辺の隣接差 の厳密な上下界を使う。正整数 を帰納的に1へ絞る。(3)は追加条件と隣接差から奇数項・偶数項を帰納的に決める。
解答
とおく。
(1) である。 より だから、正整数 はである。
(2) と仮定する。条件(イ)から従って一方、条件(ロ)よりこれらを比べると は正整数だから である。帰納法により(3) と より である。(2)の差の式で とすると追加条件 を用いる。 と仮定すれば初項から帰納的にすべての項が決まるので
別解
解法2
方針
が1でない最小の添字を仮定する。左右の式をその添字と1つ前で引き、未知の正整数 を長さ2未満の開区間へ閉じ込めて矛盾を出す。(3)は偶数項の条件と隣接差を強い帰納法で使う。
解答
左辺をとおく。
(1) である。右辺は正であり、 から1未満である。よって で、正整数条件から である。
(2)
となる最小の があると仮定する。すると では だから差を取れば一方、したがって は正整数なので となり、最小性に矛盾する。ゆえに(3)
と より である。また上の差の式はとなる。 まで分かっているとき、強い帰納法により
総評
正整数条件と小さな誤差評価を組み合わせる難問で目安は25分。差 の端の項を正確に処理し、正整数が1しかない幅へ押し込むことが核心である。