楕円a2x2+b2y2=1(a>b>0)上に点 P をとる。ただし、P は第2象限にあるとする。点 P における楕円の接線を l とし、原点 O を通り l に平行な直線を m とする。直線 m と楕円との交点のうち、第1象限にあるものを A とする。点 P を通り m に垂直な直線が m と交わる点を B とする。また、この楕円の焦点で x 座標が正であるものを F とする。点 F と点 P を結ぶ直線が m と交わる点を C とする。次の問いに答えよ。
P=(−acosθ,bsinθ) と第2象限に置く。接線方向に平行な m と楕円の交点 A を媒介変数で求め、m に垂直な方向への射影から PB を求める。(2)は焦点距離 PF=a+ecosθ と、直線 FP を内分する比を求める。
解答
(1)0<θ<π/2 としてP=(−acosθ,bsinθ)とおく。P における接線の方向ベクトルはd=(−asinθ,−bcosθ)である。従って m の第1象限向きの方向は −d=(asinθ,bcosθ) であり、この点は楕円上にもある。よってA=(asinθ,bcosθ),OA=a2sin2θ+b2cos2θ.PB は点 P と直線 m の距離である。直線 m に垂直なベクトルとしてn=(bcosθ,−asinθ)をとる。この長さは∣n∣=b2cos2θ+a2sin2θ=OAである。したがって、OP の n 方向への射影の長さを求めるとPB=∣n∣∣OP⋅n∣=OA∣−abcos2θ−absin2θ∣=OAab.従ってOA⋅PB=ab.(2) e=a2−b2 とすれば F=(e,0) である。まずPF2=(−acosθ−e)2+b2sin2θ=(a+ecosθ)2だからPF=a+ecosθ.直線 FP 上でC=P+μ(F−P),μ=a+ecosθaとおく。このときPC=μPF=a.あとは C が m 上にあることを確かめればよい。C=(X,Y) とすると、m の方向 (asinθ,bcosθ) との平行条件はbcosθX−asinθY=0である。上の C を代入した左辺は−a+μ(a+ecosθ)=0となる。従って C∈m であり、実際に PC=a である。
別解
解法2(直線の標準形で計算する)
方針
第2象限の点を P=(−acosθ,bsinθ) とおく。接線に平行な直線 m を標準形で書き、点と直線の距離公式から(1)を示す。(2)では焦点距離 PF を求め、P から F へ距離 a だけ進んだ点が m 上にあることを代入で確認する。