方針
(1) は与えられた恒等式を加えて左辺を望遠和にし、既知の1乗和・2乗和を代入する。(2)は同じ差分恒等式からべき和が1次高い多項式になることを示し、6次式の上位2係数を隣り合う値の差で比較する。
解答
(1) 与式を について加えるとを代入して整理すると(2) 一般にを について加え、低いべきの和から順に帰納すれば、は の 次多項式になる。よってと書ける。
である。一方係数比較からしたがってよって6次の項の係数は 、5次の項の係数は である。
差分を加えると中間項が消える
別解
解法2
方針
べき和 を未知係数をもつ多項式と仮定し,差分 の上位項だけを比較する。次数が6であることは,二項展開の差を低次数のべき和へ順次帰着して示す。
解答
(1)
恒等式を で加えると既知の公式を代入して整理すれば(2)
一般に二項展開からこれを加えると, 乗和は左辺の の 次式と,帰納的に既知である低いべき和の多項式で表される。よって5乗和は6次式である。と書く。差分を取ればこれが に等しいのでしたがって
総評
難度4、計算量5。想定時間は18分程度で、完答目標の問題である。差を加えると中間項が消える望遠和が全体の構造である。(2)は和の公式を全て求めず、上位2項だけを差の係数比較で決めると短い。