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大阪大学 2004年度 後期日程 第2次学力試験(数学理系)理系(後期)数学 第2問

双曲線x2y2=a2(a>0)上の点 P(s,t)s>0, t>0)における法線 m が,双曲線y2x2=b2(b>0)に点 Q で接するとする.

(1) s2, t2a, b で表せ.

(2)OQOPa, b で表せ.また POQ を求めよ.ただし Oxy 平面の原点とする.

難易度6/ 10計算量6/ 10目安25

図形と方程式微分 接線・法線判別式座標設定内積の利用

方針

第1双曲線の法線を求め、第2双曲線との連立方程式が重解をもつ判別式条件を使う。接点 Q は重解の座標から求め、P,Q の位置ベクトルの長さと内積を比較する。

解答

(1) P が第1双曲線上にあるのでs2t2=a2.接線の傾きは s/t だから、法線はy=tsx+2t.これを y2x2=b2 へ代入して得る x の2次方程式が重解をもつ条件を計算すると4s2t2=a2b2.s,t>0 より2st=ab.u=s2,v=t2 とおけば uv=a2,uv=a2b2/4 なのでs2=a2(a+a2+b2),t2=a2(a2+b2a).(2) 連立で生じる2次方程式の重解からQ=(2t2sa2,2ts2a2)=ba(t,s)である。したがってOQ2=b2a2(s2+t2),OP2=s2+t2,よりOQOP=ba.また(s,t)ba(t,s)=0だからPOQ=π2.二つの双曲線と共通方向

別解

解法2

方針

法線の方向ベクトルを (t,s) と見る。接点 Q がその方向にあることを双曲線の接線条件から示せば,直角と長さの比が同時に得られる。

解答

(1)
第1双曲線の接線方向は (t,s) だから,法線方向はn=(t,s).法線は P=(s,t) を通る。第2双曲線上の点 Q=(X,Y) における接線の法線方向は (X,Y) である。法線 m がそこで接するため,その接線方向は n と平行,すなわち(t,s)(X,Y).よって Q=λ(t,s) と書ける。

Q が第2双曲線上にあることからλ2(s2t2)=b2.s2t2=a2 なので λ=b/a。したがってQ=ba(t,s).さらに QP が法線方向 (t,s) と平行でなければならない。行列式を0とするとdet(ba(t,s)(s,t),(t,s))=0,すなわち2st=ab.これと s2t2=a2 からs2=a2(a+a2+b2),t2=a2(a2+b2a).(2)
また Q(t,s) 方向だから OPOQ であり,OQOP=ba,POQ=π2.

総評

難度6、計算量6。想定時間は25分程度で、得点差のつく解析幾何問題である。法線を第2双曲線へ代入した判別式が 2st=ab まで簡約されるのが核心である。接点を出した後は、Q(t,s) 方向にあるため直角が即座に分かる。

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出典: 大阪大学 2004年度 後期 理系 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。