方針
交点ではであり,したがってである.これを円の式へ代入してを得る.第1象限かつ円上なのでであり,から指定の評価と極限が出る.(2)は定積分を原始関数で評価する.(3)はとを代入する.別解では (u=nx) と置換し,積分区間の上端の収束を使う.
解答
(1)
交点は曲線上にあるので である.したがって である.
また,は円 上にあるから である.ここへを代入すると となる.すなわち である.
交点は第1象限にあるのでである.また上の式よりだからであり,実際にはなのでである.したがって である.指数関数は増加するので であり,よって が示された.
この不等式から であり,右辺はで0に近づく.したがって である.さらになので である.
(2)
定積分を計算する.被積分関数の原始関数はである.実際,右辺を微分すると となる.
したがってである.を使えば とも書ける.よって,で表すと である.
(3)
(2) の式にを用いると である.両辺にを掛けると となる.ここでだから である.
(1) よりであり,したがってである.よって となる.したがって である.
対数曲線と円の交点
別解
解法2
方針
(1) で を示した後,(3)では と変数変換する.積分区間が へ変わるので,上端の収束から極限を固定区間の定積分として直接求める.
解答
(1)
交点条件からである. なのでとなり, を得る.
(2)
原始関数を用いるとである.
(3)
とおくとであり,のとき,のときである.したがってとなる.(1)よりなので上端である.よってとなる.
総評
難度6,計算量5,目安時間20分.交点条件から を作り,円の式へ代入して指定不等式を得る.積分は必ず別行で示し,(2)の原始関数評価と,(3)の変数変換による方法を分離した. と の両方を使って と結論する点を省略しない.