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大阪大学 2013年度 前期日程 第2次学力試験文系数学 第2問

1個のさいころを3回投げる試行において,
1回目に出る目をa,2回目に出る目をb,3回目に出る目をcとする.

(1) log14(a+b)>log12cとなる確率を求めよ.

(2) 2a+2b+2cが3の倍数となる確率を求めよ.

難易度4/ 10計算量4/ 10目安16

確率指数・対数場合の数 数え上げ、場合分け、偶奇性

方針

(1) は底を2にそろえ、底が1未満の対数に由来する不等号の反転を確実に処理する。条件を a+b<c2 に直した後、c ごとに順序対 (a,b) を数える。(2)は 2k を3で割った余りが k の偶奇だけで決まることを用いる。

解答

(1)
底を 2 にそろえるとlog14(a+b)=12log2(a+b),log12c=log2cである。したがって12log2(a+b)>log2cよりlog2(a+b)<log2c2.log2x は増加関数だから、条件はa+b<c2と同値である。

c ごとの順序対 (a,b) の個数は次のようになる。c条件個数1a+b<102a+b<433a+b81+2+3+4+5+6+5=264,5,6a+b<c236(各 cよって条件を満たす出方は0+3+26+36+36+36=137通りである。全事象は 63=216 通りだから、求める確率は137216である。

(2)
21(mod3) より2k{1(k が偶数),1(k が奇数)(mod3).3個の指数のうち奇数であるものの個数を r とすると2a+2b+2c(3r)r=32r(mod3).これが 0 になるのは r=0 または r=3、すなわち a,b,c がすべて偶数、またはすべて奇数のときである。

偶数の目も奇数の目も3個ずつあるから、有利な出方は33+33=54通りである。したがって求める確率は54216=14である。

総評

難度4、目安時間16分。(1)は底が1未満の対数をそのまま比較せず、底2に変換して符号を見える形にするのが安全である。c=3 の26通りは、和が2から8となる個数を並べると検算しやすい。(2)は余りを指数の偶奇へ翻訳すると、全偶数・全奇数の2場合に直ちに絞れる。

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出典: 大阪大学 2013年度 前期日程 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。