方針
文系第3問と同じくとおき,帰納的に,を得る。これにより(1)と(3)はの評価と整数条件に帰着する。(2)はでなので,の周期12を使う。100項は12項周期8回と4項に分け,1周期の和が0であることを確認して残りだけ足す。
解答
とおく。定義から である。これを繰り返すと,正の整数について が成り立つ。したがって である。
(1) のとき である。よって である。
(2) のとき であるから,求める和は である。はについて周期12をもち,も周期2をもつので,積全体は周期12をもつ。
1周期分の和は である。実際,との項はとなり,互いに打ち消し合う。 なので,最初の4項だけを足せばよい。したがってである。
(3) は,すなわちの場合なので である。したがってとなる条件は が整数であること。 でこれを満たす順序つきの組は の8通りである。全事象は36通りなので,求める確率は である。
別解
解法2
方針
定義(イ)(ウ)を合成して,奇数番の関数が引数の平行移動で得られることを示す。(2)ではを正弦の位相へ吸収すると,和がへ簡単化する。(3)はの小数部分だけを分類して数える。
解答
とおく。定義よりである。したがってから帰納的にを得る。
(1) ではだから(2) ではである。(1)より求める和はである。整数についてとなる。この数列は周期12で,1周期の和は0である。より(3) の条件はが整数になることである。に対するの小数部分は和が整数になるのはがともにに属する場合,またはともにに属する場合で,合計8通りである。したがって確率はである。
総評
難度6,計算量6。目安時間は22分。最初にを作れば,3つの小問はすべて同じ型で処理できる。(2)は100項を力任せに扱うのではなく,の周期12と,との打ち消しを使うと安全である。(3)は順序つきの36通りから数えるので,左右を入れ替えた組も別に数える。