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大阪大学 2025年度 前期日程 第2次学力試験文系数学 第3問

座標平面において,y=x21で表される放物線をCとする.
C上の点PにおけるCの接線をlとする.
ただし,点Py軸上にはないものとする.
Oを原点とし,放物線Cと線分OPおよびy軸で囲まれた図形の面積をS
放物線Cと接線lおよびy軸で囲まれた図形の面積をTとする.
STの最大値を求めよ.

難易度5/ 10計算量5/ 10目安18

微分積分図形と方程式 接線・法線面積計算微分による最大最小

方針

放物線と設定は y 軸対称なので,接点の x 座標を u>0 としてよい。P=(u,u21) とおき,線分 OP の直線と接線をそれぞれ求める。S0xu で直線 OP が放物線より上にある面積,T は接線が放物線に接するため差が (xu)2 になる面積として積分する。最後は ST=u2u36u>0 で最大化し,端では最大にならないことも確認する。

解答

放物線 C:y=x21y 軸対称であり,ST も接点を y 軸に関して反転しても変わらない。したがって,点 Px 座標を u>0 としてよい。すると P=(u,u21) である。

まず,線分 OP を含む直線は原点と P を通るので y=u21ux である。0xu ではこの直線と放物線で囲まれる部分が S であり,S=0u{u21ux(x21)}dx=[u212ux2x33+x]0u=u(u21)2u33+u=u36+u2.次に,Cx=u における接線を求める。y=x21 の微分係数は 2x なので,接線 ly(u21)=2u(xu) すなわち y=2uxu21 である。放物線と接線の差は (x21)(2uxu21)=(xu)2 であるから,y 軸と接線と放物線で囲まれる面積は T=0u(xu)2dx=[(xu)33]0u=u33 である。

したがってST=(u36+u2)u33=u2u36である。これを H(u)=u2u36(u>0) とおく。微分すると H(u)=12u22=1u22 であるから,0<u<1 で増加し,u>1 で減少する。また u0+ では H(u)0 であり,u が大きくなると H(u) は負になる。よって最大は u=1 でとる。

最大値は H(1)=1216=13 である。

最大値を与える u=1 の配置では、線分 OPx 軸上にあり、接線は y=2x2 である。2つの面積の位置関係は次のようになる。

総評

公式の出題意図は、放物線と直線で囲まれた面積を積分で表し、その最大値を求める力を問うとしている。面積を接点の座標で1変数化する微積分問題。目安時間は18分前後。対称性により u>0 としてよいこと,S では線分 OP が放物線より上にあること,T では放物線と接線の差が平方 (xu)2 になることが主要な得点源である。ST を取り違えると符号が逆になりやすい。最後の最大化では,u=1 の停留点だけでなく,u>0 の範囲で増減が変わることを確認すると答案として安定する。
複数の接点で S,T を数値積分し、ST=u/2u3/6 と最大値 1/3 を独立検算した。

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出典: 大阪大学 2025年度 一般選抜 数学(文系)(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。