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上智大学 2012年度 一般選抜理工学部数学 第2問

a を実数とし,放物線 C:y=x22ax+4a を考える。

(1) C が直線 y=6x と接するとき,a の値を求めよ。

(2) a がすべての実数を動くとき,C の頂点の軌跡の方程式を求めよ。

(3) C が点 (x,y) を通るような a が存在するための必要十分条件を求めよ。

(4)(3,1) を通る C の接線が存在するための必要十分条件を求めよ。

難易度6/ 10計算量5/ 10目安15

図形と方程式関数微分方程式・不等式 判別式、パラメータ処理、必要十分条件接線・法線文字消去座標設定

方針

(1) 接する条件は重解条件として判別式を0にする。(2) 頂点座標を a で表し,a を消去する。(3) a を未知数として存在条件を整理する。(4) 接点を文字で置いて接線方程式を作り,通過条件を a の条件に直す。

解答

(1)
直線 y=6x と放物線 C:y=x22ax+4a が接するためには,連立して得られる二次方程式が重解をもてばよい。
x22ax+4a=6x
より
x2+(62a)x+4a=0.
判別式を D とするとD=(62a)216a=4(a210a+9)である。接するから D=0 なので
a210a+9=0
(a1)(a9)=0
より
a=1, 9
である。

(2)
放物線 C の頂点は x=a のときで,その y 座標は
a22aa+4a=4aa2
である。よって頂点は (a,4aa2) であり,a=x と消去して
y=4xx2
を得る。したがって軌跡の方程式は
y=x2+4x
である。

(3)
(x,y)C が通るためには,ある実数 a が存在して
y=x22ax+4a
を満たせばよい。これを a について整理すると
yx2=2a(2x)
である。

x2 のときはa=yx22(2x)と一意に定まり,そのような実数 a が存在する。
x=2 のときは左辺が 0 でなければならないから
y=4
である。

したがって必要十分条件は(x2) または (y=4)である。言い換えると,x=2 のときに限り y=4 を要する。

(4)
放物線 Cx=t における接線を考える。C の導関数は
y=2x2a
だから,接点 x=t における傾きは 2t2a である。したがって接線はy(t22at+4a)=(2t2a)(xt)となり,整理すると
y=(2t2a)xt2+4a
である。
この接線が点 (3,1) を通るためには
1=3(2t2a)t2+4a
すなわち
2a=6tt2+1
である。右辺は
2a=10(t3)2
と書けるからa=5(t3)22である。
よって a5 が必要である。また,a5 なら
(t3)2=2(5a)
を満たす実数 t が存在するので接線が引ける。

したがって必要十分条件は
a5
である。

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出典: 上智大学 2012年度 理工系数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。