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上智大学 2017年度 一般選抜理工学部数学 第1問

iを虚数単位とする.
(1) α=2+(13)iβ=1+3iを複素数平面上の点とする.
(i) 点βを中心として,点αを反時計回りにπ2だけ回転すると,得られる点を求めよ.
(ii) 点αを,ある点を中心として時計回りに5π6だけ回転すると点βに重なる.その中心となる点を求めよ.
(2) 複素数zz=1を満たすとする.w=z+2i2z+iとおくとき,wのとり得る値の最大値と最小値を求めよ.

難易度6/ 10計算量5/ 10目安16

複素数平面図形と方程式 回転・拡大、複素数の極形式、実部虚部比較、範囲評価、座標設定

方針

(1) (i) は,中心ベクトルを引いてから π2 回転し,最後に中心を戻す.
(1)(ii) は,回転の中心を c とおき,βc=e5πi/6(αc) を解く.
(2) は z=x+yix2+y2=1 とおいて w2y の式にし,単調性から端点で最大最小を判定する.

解答

(1)
(i) まずαβ=(21)+((13)3)i=1(2+3)iである.これを反時計回りに π2 回転すると,i を掛けてi(1(2+3)i)=(2+3)+iとなる.したがって,求める点はβ+(2+3)+i=(1+3i)+(2+3)+i=(3+3)+4iである.

(ii) 中心を c とすると,時計回りに 5π6 回転するのでβc=e5πi/6(αc)が成り立つ.ここで u=e5πi/6 とおくとc=uαβu1である.

u=3212i を用いて計算すると
c=2+(33)i
となる.

(2) z=x+yix2+y2=1 とおくとw2=z+2i22z+i2=x2+(2y)2(2x)2+(2y+1)2である.ここで x2=1y2 を用いるとz+2i2=1y2+44y+y2=54y,2z+i2=4(1y2)+(2y+1)2=5+4yよりw2=54y5+4y(1y1)となる.
右辺はddy(54y5+4y)=40(5+4y)2<0なので,y が大きいほど小さくなる.したがって最大値は y=1 のとき,最小値は y=1 のときである.

y=1 では
w2=9
より
w=3
であり,y=1 ではw2=19より
w=13
である.

よって,最大値は 3,最小値は 13 である.

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出典: 上智大学 2017年度 理工系数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。