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上智大学 2018年度 一般選抜理工学部数学 第4問

座標平面において,方程式(x2+y2)2=2xyの表す曲線Cを考える。
(1) C上の点Pと2点A(a,a)B(a,a)a>0)との距離の積PAPBが常に一定の値であるとき,aPAPBを求めよ。
(2) 極座標(r,θ)に関するCの極方程式がrs=sin(tθ)と表されるとき,stを求めよ。
(3) Cの概形として最もふさわしいものを次から選べ。
(4) C上の点でx座標が最大である点Mの偏角をθ00θ0<2π)とするとき,θ0を求めよ。
(5) Mを通りy軸に平行な直線をlとする。C上の点を極座標で(r,θ)と表すとき,C0θθ0の部分とx軸,およびlで囲まれた部分の面積を求めよ。
(6) Cで囲まれた部分の面積を求めよ。

難易度8/ 10計算量8/ 10目安28

複素数平面三角関数積分図形と方程式 複素数の極形式、微分による最大最小面積計算グラフの概形、置換積分

方針

極座標に直して曲線の形を読み取る。次に,x座標最大化をrcosθの最大化に帰着して偏角を求める。面積は極座標の面積公式を用い,必要な範囲を分けて計算する。

解答

(1)P(x,y)C上の点とする。すると
(x2+y2)2=2xy
である。点A(a,a)B(a,a)についてPA2=(xa)2+(ya)2=x2+y2+2a22a(x+y)PB2=(x+a)2+(y+a)2=x2+y2+2a2+2a(x+y)だから(PAPB)2=(x2+y2+2a2)24a2(x+y)2である。これがPに依らず一定となるためには
a=12
でなければならない。実際,このとき
PAPB=12
である。

(2) 極座標でx=rcosθ,y=rsinθとおくと(x2+y2)2=r4,2xy=2r2cosθsinθ=r2sin2θより
r4=r2sin2θ
となる。r0で原点以外では
r2=sin2θ
であるから
s=2,t=2
である。

(3) r2=sin2θ0θπ2およびπθ3π2で現れる。したがって,原点を通る2つのループをもつ図形であり,該当する概形はFである。

(4) x=rcosθの最大値を考える。r2=sin2θよりx2=sin2θcos2θ=2sinθcos3θである。これを微分するとddθ(x2)=2cos2θ(cos2θ3sin2θ)となるので,極値条件はtanθ=13である。よってθ0=π6である。

(5) 求める部分の面積は,極座標の面積公式より120π/6r2dθ=120π/6sin2θdθである。したがって12[12cos2θ]0π/6=18となる。

(6) 曲線Cで囲まれた部分の面積は2120π/2sin2θdθ=0π/2sin2θdθであり,0π/2sin2θdθ=[12cos2θ]0π/2=1だから,求める面積は
1
である。

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出典: 上智大学 2018年度 理工系数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。