方針
u=∣x∣ として折れ線を区分表示し、放物線との接点を求める。
y 軸対称な領域の右半分を縦帯に分け、円筒殻の体積を積分する。
解答
(1)
u=∣x∣ とおく。0≦u≦43 ではy=2u−23+2(43−u)=0,u≧43 ではy=2u−23+2(u−43)=4u−3.したがってy=⎩⎨⎧04∣x∣−3(∣x∣≦43),(∣x∣≧43).(2)
x≧43 で交点を求めるとx2+1=4x−3⟺(x−2)2=0.右側の交点は x=2 である。
円筒殻の高さは、0≦x≦43 では x2+1、
43≦x≦2 では (x−2)2 である。よってV=2π∫03/4x(x2+1)dx+2π∫3/42x(x−2)2dx.計算するとV=2π{[4x4+2x2]03/4+[4x4−34x3+2x2]3/42}=2π(1024369+30722125)=48101π.
別解
解法2(水平断面)
方針
高さ y ごとに回転後の断面を調べる。
0≦y≦1 は円板、1≦y≦5 は内半径をもつ円環になる。
解答
(1)
u=∣x∣ とおけば、絶対値の中の符号によりy=⎩⎨⎧04∣x∣−3(∣x∣≦43),(∣x∣≧43).したがって、−3/4≦x≦3/4 では x 軸上にあり、
その両端から傾き ∓4 の半直線が延びる y 軸対称な折れ線である。
(2)
折れ線の右側の斜線はx=4y+3と書ける。放物線は y=x2+1 だから、y≧1 ではx=y−1.0≦y≦1 の水平断面は外半径 4y+3 の円板である。
1≦y≦5 では、外半径 4y+3、内半径
y−1 の円環になる。したがってV=π∫01(4y+3)2dy+π∫15{(4y+3)2−(y−1)}dy.計算するとπ∫01(4y+3)2dy+π∫15{(4y+3)2−(y−1)}dy=48101π.
総評
難度6、計算量5、目安15〜22分。絶対値の切替点 ∣x∣=3/4 と、放物線との接点 x=±2 を正確に出すことが先決である。
回転軸をまたぐ対称領域なので、円筒殻では右半分だけを使い、水平断面では円板・円環の半径を区別する。
2方向の積分が同じ体積 101π/48 を与えるため、積分区間と係数の強い相互検算になる。
冊子PDFで見る東北大の関数の問題で問題集を作る
出典: 東北大学 1981年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。