方針
3条件を順に整数条件へ直す。 は一次不等式、極値をもつ条件は導関数の判別式が正であること。 は積分して明示し、等比数列条件を として整理する。ここで が出るので、 の場合と の場合を別々に、正の整数条件まで丁寧に絞る。
解答
まず条件(i)を調べる。 だから すなわち である。
次に条件(ii)を調べる。 である。 が極値をもつには、2次方程式 が異なる2つの実数解をもてばよい。判別式より すなわち である。
次に条件(iii)を計算する。原始関数はである。したがって が等比数列をなす条件は である。代入して整理すると となる。よって である。
【場合1:】
条件(i)は より、 は正の整数なので である。条件(ii)は すなわち であるから である。したがって を得る。
【場合2:】
条件(i)は より である。条件(ii)は であり、 は正の整数なので である。したがって を得る。
以上を合わせる。ただし は両方の場合に含まれる。求める組はである。
別解
解法2:積分値を3倍して因数分解を見通す
方針
分母を避けるため と置く。三つの積分値を整数係数で書き、等比条件 を展開すると、 と の積へ因数分解できる。得られた二直線上で、 と導関数の判別式条件を整数範囲として交差させ、重複する一点を一度だけ数える。
解答
条件 (i) はまたが異なる二実根をもつ条件は原始関数から を計算すると三項が等比数列となるには であり、整理すると では三項とも0なので、この条件はこの場合も十分である。
なら と より なら と より重複する を一度だけ書くと、求める組はである。
総評
難度7、計算量8、目安時間24分。積分値の等比条件を因数分解し、二つの整数直線 、 上で残る範囲を調べる問題である。 の展開、導関数の判別式の厳密不等号、正の整数への丸めが主要な得点点になる。三項が全て0となる も等比数列として適合し、重複は一度だけ数える。