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東北大学 1987年度 前期日程 第2次学力試験理系数学 第5問

xy平面との交わりが円(x+1)2+y2=2となり,
平面4x+22yz=4に接する球の方程式を求めよ.

難易度6/ 10計算量5/ 10目安16

図形と方程式 座標設定、計算整理、必要十分条件

方針

xy 平面との交わりが円 (x+1)2+y2=2 であることから、球の中心の x,y 座標は (1,0) で、中心を (1,0,h) とおける。半径を R とすると、切り口の半径2乗が R2h2=2 なので R2=h2+2。平面に接する条件は、中心から平面までの距離が半径に等しいこと。距離公式で h を求め、2つの球を出す。

解答

求める球の中心を (p,q,h)、半径を R とする。xy 平面、すなわち z=0 で切った円の中心は (p,q,0) である。与えられた切り口が (x+1)2+y2=2 だから p=1,q=0 である。よって球の中心は (1,0,h) とおける。

この球を z=0 で切ると、切り口の半径の2乗は R2h2 である。切り口の円の半径の2乗は2なので R2h2=2 すなわち R2=h2+2 である。

また、球は平面 4x+22yz=4 に接する。これは 4x+22yz4=0 である。中心 (1,0,h) からこの平面までの距離は4(1)+220h442+(22)2+(1)2=h+85である。接する条件はこの距離が半径 R に等しいことだから h+85=h2+2 である。両辺を2乗して (h+8)2=25(h2+2) すなわち 12h28h7=0 を得る。よって h=76またはh=12 である。 h=76 のとき R2=4936+2=12136h=12 のとき R2=14+2=94 である。したがって求める球は (x+1)2+y2+(z76)2=12136 および (x+1)2+y2+(z+12)2=94 である。

別解

解法2:接点が中心から法線方向にあることを使う

方針

切り口から中心を C=(1,0,h)、半径を R=h2+2 と置く。接平面の法線ベクトルは (4,22,1) なので、接点は中心からこの方向へ伸ばした直線上にある。接点が平面上にある条件から、中心から平面までの符号付き距離を法線ベクトルの長さで表し、その絶対値を R と等置する。

解答

切り口の円の中心と半径から、球の中心と半径はC=(1,0,h),R2=h2+2と書ける。平面4x+22yz4=0の法線ベクトルをn=(4,22,1)とすると n=5 である。

接点 Q では半径 CQ が平面に垂直だからQ=C+λnと書ける。Q を平面の式へ代入すると8h+25λ=0,λ=h+825.一方CQ=λn=h+85.これが半径 R に等しいのでh+85=h2+2.2乗して整理すると12h28h7=0,したがってh=76またはh=12.それぞれ R2=121/36, 9/4 だから、求める球は(x+1)2+y2+(z76)2=12136,(x+1)2+y2+(z+12)2=94である。

総評

難度6、計算量5、目安時間16分。切り口から中心の水平座標と R2h2=2 を得ることが前半、接平面との距離条件が後半である。距離公式と、接点が法線方向にあることを使う方法で二つの高さを相互確認した。絶対値を外す前に2乗し、得られた二解の半径をそれぞれ戻して、球が2個あることを明記する。

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出典: 東北大学 1987年度 前期 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。