方針
まず を成分比較して、、 に絞る。その後、 を計算して を成分比較する。一般の2次正方行列 について となる条件を先に見ると、 の右上成分が0、対角成分が等しいことに帰着できる。
解答
まず と を計算する。である。したがって より を得る。
よってとしてよい。このときである。
ここで一般にとおくと、である。したがって となるには が必要十分である。
これを に適用すると である。すなわち だから、 である。、 より、求める値は である。
別解
解法2
方針
を、 が と の一次結合になる条件として捉える。関係 を使えば も同じ形に整理でき、 との可換条件が1本の因数方程式になる。
解答
を成分比較するととなる。ここでであるから はすべての行列と可換なので、条件 はと同値である。実際にだからしたがって なので
総評
難度5、計算量5。先に で未知数を1つに絞ると計算が安定する。解は の2組あり、どちらも元の2つの行列方程式へ代入して確認できる。 2解法の最終値を照合し、境界条件・符号・定義域も確認した。