y 軸に関して対称なグラフは x を −x に替えればよいので g(x)=f(−x)=−x3+bx2+cx+d である。
(1)
まず f(x)=g(x) を解く。 x3+bx2−cx+d=−x3+bx2+cx+d より 2x3−2cx=2x(x2−c)=0 である。c>0 だから、交点の x 座標は −c,0,c である。
次に、点 (0,d) で y=g(x) に接する直線 l を求める。g′(x)=−3x2+2bx+c なので g′(0)=c である。したがって l:y=cx+d である。l と y=f(x) の交点は x3+bx2−cx+d=cx+d すなわち x(x2+bx−2c)=0 を満たす。よって x 座標は 0,2−b+b2+8c,2−b−b2+8c である。
(2) f(x)−l(x)=x3+bx2−2cx=x(x2+bx−2c) である。2次方程式 x2+bx−2c=0 の2解をα=2−b+b2+8c>0,β=2−b−b2+8c<0とおく。f−l は [β,0] で正、[0,α] で負であるから S1=∫β0(f(x)−l(x))dx−∫0α(f(x)−l(x))dx である。
原始関数は ∫(x3+bx2−2cx)dx=4x4+3bx3−cx2 である。ここで α,β は x2+bx−2c=0 の解なので、α+β=−b、αβ=−2c を用いて整理すると S1=12b4+12b2c+24c2 となる。
(3) f と g の差は f(x)−g(x)=2x3−2cx=2x(x2−c) である。2曲線は x=−c,0,c で交わり、対称性から面積は S2=2∫0c2x(c−x2)dx である。よってS2=4[2cx2−4x4]0c=4(2c2−4c2)=c2である。
条件 S1=11S2 は 12b4+12b2c+24c2=11c2 である。整理して b4+12b2c−108c2=0 を得る。u=b2 とおくと u2+12cu−108c2=0 であり、c>0 だから u=6c,−18c のうち非負であり得るのは u=6c だけである。したがって b2=6c である。d は面積にも交点の差にも影響しないので任意である。
よって条件は c>0,b2=6c,d は任意の実数 である。