方針
導関数から曲線の増減・対称性・凸性を調べて概形を描く。弧長は を計算すると に簡単化する。単調性は を微分し、分子を別関数としてその導関数が正であることを示す。
解答
(1)
曲線は である。右辺は を に変えても変わらないので、グラフは 軸に関して対称である。
導関数は である。したがって では 、 では であり、 で最小となる。最小点は である。
また なので、グラフは下に凸である。よって概形は、 軸対称で、 を最小点とする下に凸の曲線である。
(2)
弧長公式より である。ここでである。したがって である。
よってしたがって である。
(3)
(2) より である。微分すると である。
分子を とおく。すると である。 では なので である。また は で0に近づくので、 で である。したがって となり、 は の単調増加関数である。
別解
解法2(積分表示から単調性を見る)
方針
双曲線関数の記号を使わず、対称な指数関数として扱う。
弧長の被積分関数を簡単化した後、その被積分関数自体が
とともに増えることから単調性を示す。
解答
(1)
関数は偶関数でしたがって 軸対称、 で最小となる下に凸の曲線である。
(2) だから(3)
対称性から に対し、被積分関数を で微分するとしたがって各 で被積分関数は とともに増加する。
よってその積分 も で単調増加する。
総評
難度6、計算量5。弧長計算で が完全な平方になる点が中心である。概形では対称性、最小点、下に凸を明示すれば十分。(3)は微分後の分子を と置き、 から正であることを示すと整理しやすい。目安は18分程度。 2つの解法は標準的な答案手順と、構造を使って検算できる別経路に分けた。等号条件、範囲、必要性と十分性を明示し、積分・総和・極限および主要な分数は読みやすい表示形式に統一した。