方針
を使って を と の係数で比較する。、 から 、 という2つの平方条件に直すのが核心である。後半は同じ条件を と の両方に適用し、 と合わせて値を確定する。
解答
(1) 、 であるから である。したがって でなければならない。このとき であるから が必要である。
逆に とする。このとき 、 なので を満たす実数 を取ることができる。この について が成り立つ。よって必要十分条件は である。
(2)
第1の式 に対して(1)を用いると である。第2の式 に対して(1)を用いると、 の係数が 、 の係数が だから である。
前者から 、後者から である。また より 、 より なので となる。さらに より であるから、 に注意して を得る。
別解
解法2
方針
と を同時固有方向として用い、平方根の存在を2つの実数の平方条件へ分解する。
解答
(1) とおくとしたがって一方よって実数 が存在するための必要十分条件はすなわち である。
(2)
第1の平方根の存在から 、第2の平方根の存在からを得る。したがって かつ である。へ代入すると なので
総評
難度は10段階中6、計算量は10段階中5。目安は20分。 に気づけば計算は短いが、必要条件だけで止めず、、 を指定して十分性まで示すのが重要である。(2)では第2式に対して条件を適用するとき、 の 係数は であるため になる。ここを だけで済ませると符号条件が弱く見えるので注意したい。 2つの解法は標準的な答案手順と、構造を使って検算できる別経路に分けた。等号条件、範囲、必要性と十分性を明示し、積分・総和・極限および主要な分数は読みやすい表示形式に統一した。