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東北大学 2001年度 後期日程理系(後期)数学 第1問

a>1とする.xy平面上の領域D:1xa,0y1xを,y軸に平行なn1本の直線x=ak(k=1,2,,n1,1<a1<a2<<an1<a)により分割し,Dの面積をn等分する.an=aとして,極限limn1n(1a1+1a2++1an)を求めよ.

難易度5/ 10計算量4/ 10目安12

積分数列 定積分評価置換、範囲評価

方針

面積等分条件から、x=1 から x=ak までの面積が全体の k/n になる。積分すると ak が等差的に並ぶので、求める平均は 1/(1+s(a1)) のリーマン和になる。

解答

領域 D のうち、1xX の部分の面積は 1X1xdx=[2x]1X=2(X1) である。

全体の面積は 2(a1) である。x=ak までで面積が全体の k/n になるから 2(ak1)=kn2(a1) である。したがって ak=1+kn(a1) である。

よって求める極限はlimn1nk=1n11+kn(a1)である。これは区間 [0,1] のリーマン和であり、極限は 01ds1+s(a1) である。 a>1 なので a1>0 であり01ds1+s(a1)=1a1[log{1+s(a1)}]01=logaa1である。したがって loga2(a1) である。

別解

解法2(等面積変数の平均)

方針

累積面積を全体面積で割った変数 s を導入する。
分割点は s=k/n に対応するため、求める平均は
この変数に関する関数値の平均へ直接移る。

解答

1xa に対して累積面積比をs=1xξ1/2dξ1aξ1/2dξ=x1a1とおく。面積を n 等分する点では s=k/n だからak=1+kn(a1).したがって求める極限はlimn1nk=1n11+kn(a1)=01ds1+s(a1).積分してlogaa1=loga2(a1).

総評

難度5、計算量4。面積を等分する線なので、等間隔なのは ak ではなく ak である。この点を見抜けば、最後は標準的なリーマン和になる。和が k=1 から n までであることは右端点のリーマン和としてそのまま扱える。目安は12分程度。 2つの解法は標準的な答案手順と、構造を使って検算できる別経路に分けた。等号条件、範囲、必要性と十分性を明示し、積分・総和・極限および主要な分数は読みやすい表示形式に統一した。

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出典: 東北大学 2001年度 後期 数学 第1問。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。