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東北大学 2004年度 前期日程 第2次学力試験理系数学 第4問

手作りのサイコロがあり,
1から6のそれぞれの目の出る確率p1p2p3p4p5p6で表す.
ここでp1+p2+p3+p4+p5+p6=1,p1=p6,p2=p5,p3=p4がなりたつとする.
このサイコロを3回振ったとき出た目の総和がnである確率をQ(n)で表す.

(1) Q(5)p1p2で表せ.

(2) p3=16p1p2は不明であるとする.
Q(7)が取り得る最大の値は何か.
また,そのときのp1p2を求めよ.

難易度6/ 10計算量6/ 10目安18

確率 数え上げ微分による最大最小、計算整理

方針

(1) は和が5になる3個の目の型を列挙する。対称条件より p3=p4p2=p5p1=p6 を使う。
(2) は p3=1/6 と確率の和から p1+p2=1/3 を得て、Q(7)p1 の3次式にする。導関数の符号または平方完成により、区間 0p11/3 で最大を求める。

解答

(1)
3回の出目の和が5になる型は (1,1,3)(1,2,2) である。したがってQ(5)=3p12p3+3p1p22.対称条件と確率の総和から2(p1+p2+p3)=1であるから、p3=12p1p2 である。よって問題の指定どおり p1,p2 だけで表すとQ(5)=3p12(12p1p2)+3p1p22である。

(2)
p3=16 であり、p1+p2=13である。和が7になる型は(1,1,5),(1,2,4),(1,3,3),(2,2,3)である。したがってQ(7)=3p12p2+6p1p2p3+3p1p32+3p22p3.p2=13p1p3=16 を代入するとQ(7)=3p13+12p12+112p1+118.ここで 0p113 であり、Q(7)=9p12+p1+112=112(6p11)(18p1+1).よって Q(7)0p1<16 で増加し、16<p113 で減少する。したがって最大となるのはp1=p2=16のときで、その最大値はQ(7)=572である。

条件・検算

和5・和7の順序付き出目を全列挙し、Q(5) は問題指定どおり p1,p2 だけで表した。

総評

重み付きサイコロの和を出方の型で数える問題で、目安時間は18分程度。(1) は和5の型を漏らさないこと、(2) は和7の型 (1,1,5),(1,2,4),(1,3,3),(2,2,3) を係数付きで数えることが重要である。対称条件と p3=1/6 から p1+p2=1/3 として1変数化すれば、あとは微分で最大が出る。最大時は結果的に公平なサイコロになるが、そこを結論だけで書かず計算で示す必要がある。

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出典: 東北大学 2004年度 前期 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。