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東北大学 2012年度 後期日程 第2次学力試験理系(後期)数学 第1問

以下の問いに答えよ。

(1) 実数xy4x42x+9y23y1を満たすとき,
2x+3yのとりうる値の範囲を求めよ。

(2) 実数xy4x22x+2y0を満たすとき,
x+yのとりうる値の範囲を求めよ。

難易度6/ 10計算量6/ 10目安28

指数・対数方程式・不等式 置換、範囲評価、微分による最大最小

方針

指数部分を正の変数に置き換える。(1)は u=2xv=3y として、条件を中心 (2,1)、半径2の円板に直す。求める u+v の最大は円の中心から (1,1) 方向へ進んだ点でとり、最小側は u>0,v>0 という開いた条件のため下限が達成されないことに注意する。(2)は u=2x,w=2y として 2x+y=uw の最大化に帰着し、u(2uu2) を微分する。

解答

(1) u=2x,v=3y とおく。すると u>0,v>0 であり、条件は u24u+v22v1 である。平方完成すると (u2)2+(v1)24 となる。求める量は 2x+3y=u+v である。

円板の中心は (2,1)、半径は2である。u+v は方向 (1,1) に進むほど大きくなるから、最大値は中心から (1,1) 方向へ距離2だけ進んだ点でとる。そのとき (u+v)max=2+1+22=3+22 である。

最小側については、中心から (1,1) 方向へ進んだ点は v<0 となり、v>0 の条件に合わない。したがって境界 v=0 に近づけて考える。v=0 とすると (u2)2+1=4 より、最小側の uu=23 である。ただし実際には v=3y>0 なので v=0 は達成できない。よって下限は 23 であるが、最小値としては取れない。

以上より 23<2x+3y3+22 である。

(2) u=2x,w=2y とおく。すると u>0,w>0 であり、条件は u22u+w0 すなわち w2uu2 である。右辺が正でなければならないので 0<u<2 である。

求める x+yx+y=log2(2x2y)=log2(uw) である。log2 は増加関数なので、uw の最大値を求めればよい。条件から uwu(2uu2)=2u2u3 である。微分すると (2u2u3)=4u3u2=u(43u) であるから、0<u<2 で最大となるのは u=43 のときである。このとき uw2(43)2(43)3=3227 であり、等号は w=2uu2 のとき実現できる。

一方、w>0 はいくらでも0に近づけられるので、uw も0に近づき、x+y に下限はない。したがって x+ylog23227 であり、下には限りがない。

(1) の置換後は、第1象限内の円板上で直線 u+v=一定 を動かす問題になる。

総評

難度6、目安時間28分。指数を正の変数に置き換えると、(1)は円板上の一次式、(2)は一変数の最大化になる。(1)では u>0,v>0 が開条件であるため下限が達成されない点が重要である。(2)では x+y を直接扱うのではなく 2x+y=uw を最大化すると、微分すべき式が 2u2u3 に整理される。

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出典: 東北大学 2012年度 後期 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。