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東北大学 2012年度 後期日程 第2次学力試験理系(後期)数学 第2問

a0<a<1を満たす実数とする。座標平面内で,3つの不等式xa,ya,yx2+2xの表す領域の面積をS(a)とおく。
S(a)が最大となるaの値を求めよ。

難易度6/ 10計算量6/ 10目安28

積分微分図形と方程式 面積計算微分による最大最小置換

方針

領域は y=a と放物線 y=x2+2x の間で、さらに xa の左側に限られる。まず x2+2xa の左側の交点 11a を求め、これが a 以下であることを確認して積分範囲を決める。面積 S(a) を積分で表し、上端の被積分関数が0になることを使って微分し、u=1a で方程式を解く。

解答

領域が存在するには、放物線の上端 y=x2+2x が水平線 y=a 以上でなければならない。すなわち x2+2xa である。これを解くと (x1)21a なので、x11ax1+1a を満たす。

さらに条件 xa がある。0<a<1 において 11aa1a1a であり、これは 0<1a<1 から成り立つ。したがって面積はS(a)=11aa{x2+2xa}dxである。

微分する。下端では被積分関数が0であり、上端 x=a での被積分関数は a2+2aa=aa2 である。また被積分関数の a による微分は 1 なのでS(a)=aa211aa1dxである。よって S(a)=aa2{a(11a)}=11aa2 である。 u=1a とおくと、0<u<1a=1u2 である。S(a)=01u(1u2)2=0 すなわち 1u(12u2+u4)=2u2uu4=0 である。u>0 より、両辺を u で割って符号を変えると u32u+1=0 を得る。因数分解して (u1)(u2+u1)=0 である。0<u<1 だから u=512 である。

このとき a=1u2=1(512)2=512 である。a0+a1 では領域の面積は0に近づき、内部の停留点は1つだけなので、ここで最大となる。したがって a=512 である。

面積は、放物線と水平線の左交点から直線 x=a までの青色部分である。

総評

難度6、目安時間28分。面積の積分範囲を決めるところが核心である。xa があるため、放物線と水平線の左交点から x=a までを積分することになる。微分では下端の被積分関数が0になるので、端点微分の項を落ち着いて処理したい。u=1a の置換後は、0<u<1 にある解だけを採用する。

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出典: 東北大学 2012年度 後期 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。