(1)
座標を A=(0,0),B=(1,0),C=(0,3) とおく。このとき Pk=(nk,0) である。したがって PkPk+1=n1 であり、CPk=3+(nk)2,CPk+1=3+(nk+1)2である。
三角形 PkCPk+1 の底辺を PkPk+1 と見ると、高さは 3 なので、面積は Δk=21⋅n1⋅3=2n3 である。内接円の半径を rk とすると、Δk=rksk である。ただし sk は半周長で、sk=21{n1+3+(k/n)2+3+((k+1)/n)2}である。よってrk=n1+3+(k/n)2+3+((k+1)/n)23/nである。
(2) 3+(nk+1)2≧3+(nk)2だから、(1)の分母は23+(k/n)2以上である。したがってrk≦2n3+(k/n)23.よってSn=k=0∑n−1πrk2≦k=0∑n−14n2{3+(k/n)2}3π.両辺に n を掛けるとnSn≦43πn1k=0∑n−13+(k/n)21=43πIn.In は関数 1/(3+x2) の [0,1] における区分求積和なのでn→∞limIn=∫013+x2dx.ここで x=3tanθ と置くと、0≦θ≦6π,dx=3sec2θdθである。したがって∫013+x2dx=31∫0π/6dθ=63π.よってn→∞limIn=63π.(3)g(x)=3+x2とおく。(1)の正確な式からnSn=n3πk=0∑n−1{n−1+g(k/n)+g((k+1)/n)}21.(1)g は増加関数だから2g(k/n)≦n−1+g(k/n)+g((k+1)/n)≦n−1+2g((k+1)/n).左側の評価から、(2)で得たnSn≦43πInが成り立つ。一方、右側の評価を (1) に用いるとnSn≧43πn1k=0∑n−1{g((k+1)/n)+1/(2n)}21.右辺の和は、連続関数 1/(3+x2) の区分求積和と同じ極限をもつので、
その極限は43π∫013+x2dxである。上からの評価も同じ極限へ収束するから、はさみうちの原理よりn→∞limnSn=43π⋅63π=83π2.辺 AB の各小区間と頂点 C が作る細長い三角形ごとに内接円を考える。