(1) n=1 では定義そのものである。ある自然数 n で αn=cosnθ+isinnθ が成り立つと仮定する。このとき αn+1=(cosnθ+isinnθ)(cosθ+isinθ) である。加法定理を用いると αn+1=cos(n+1)θ+isin(n+1)θ となる。したがって帰納法により、すべての自然数 n で成り立つ。β についても同様に、または i を −i に置き換えて同じ議論により βn=cosnθ−isinnθ が成り立つ。
(2) θ=2π/7 であるから、(1)より α7=cos2π+isin2π=1 である。また αβ=(cosθ+isinθ)(cosθ−isinθ)=1 なので β=α−1 である。 k+l が7の倍数であるとする。このとき k+l=7r と書ける。α7=1 より αk+l=1 であるから αk=α−l である。さらに α−1=β なので αk=βl である。
(3) β=α−1、α7=1 より β=α6,β2=α5,β4=α3 である。したがって B=α6+α5+α3 である。 α=1 で α7=1 だから 1+α+α2+⋯+α6=0 である。よって A+B=α+α2+α3+α4+α5+α6=−1 であり、A+B=−1 である。
次に AB を計算する。積の各項の指数を7で割った余りで見ると、{1,2,4}+{6,5,3} から、指数0になる項が3個あり、指数1から6までの項がそれぞれ1個ずつ現れる。したがって AB=3+(α+α2+⋯+α6)=3−1=2 である。よって AB=2 である。
(4) B は A の共役複素数である。したがって A=u+iv とおくと A+B=2u,AB=u2+v2 である。(3)より 2u=−1 なので u=−21 である。また u2+v2=2 だから 41+v2=2 であり、v2=47 である。
ここで v は v=sinθ+sin2θ+sin4θ である。θ=2π/7 では sinθ>0、sin2θ>0、sin4θ=−sin(π/7) であり、sin2θ>sin(π/7) だから和は正である。よって sinθ+sin2θ+sin4θ=27 である。