方針
(1) は を展開し、 を使って を取り出す。(2) は を固定したとき、(1) から と の関係を得る。 により の範囲を出し、最大・最小が実際に達成できることを確認する。等号成立時は 、すなわち と が同じ向きであることから 、 を求める。
解答
(1) である。両方を2乗して足すとである。したがって である。
(2) とする。(1)より である。常に だから である。これを整理すると である。したがって である。
次に、この両端が実際に達成されることを確認する。 となるには すなわち であればよい。これは と が同じ向き、つまり三角比が同じ値になる場合に実現できる。このとき であるから である。 より なので である。このとき だから である。 のとき であり、これが最大値である。 のとき であり、これが最小値である。
よって最大値は で、そのとき である。最小値は で、そのとき である。
総評
難度5、計算量4。目安時間は18分。 を展開して を出すところが中心である。(2) は の範囲だけで終わらず、最大値・最小値が実際に達成できることを確認する必要がある。等号成立は で、 と の三角比が同じ向きになる場合である。最後は 、 と整理すると、 の値まで自然に求まる。 別解監査では、平面ベクトルや複素数で の長さを見る方法も、 の恒等式と同じ内容なので独立解法として数えていない。