問題
点 を中心とする半径1の円を とする。
(1) の周上に3点 がこの順に反時計回りに並んでいる。、 とし、
とする。三角形 の面積が
で与えられることを示せ。
(2) の周上に5点 がこの順に反時計回りに並んでいる。ただし、
であり、点 は と の間を動くものとする。三角形 と三角形 の面積の和の最大値を求めよ。また、そのときの を求めよ。
方針
解法1
(1)は半径1の円の中心 と各頂点を結び、、 から を引く面積分解で示す。(2)は から反時計回りに測った の偏角を と置く。点の順序から である。(1)を と に適用し、面積和を に整理して最大化する。
解法2
円周上の点を偏角で座標表示し、三角形の面積を2次行列式で計算する。(2)は面積和を の一次式まで整理して最大化する。
解答
解法1
(1)
半径1の円なので である。点 がこの順に反時計回りに並ぶので、中心 と結ぶと、三角形 の面積は で求められる。
それぞれの面積は、2辺とその間の角から
である。したがって である。
(2)
から反時計回りに測った の偏角を とする。点の順序より である。
まず の面積を求める。円周上の順序を と見て(1)を用いると、
である。すなわち である。
次に について、円周上の順序を と見る。 であり、 の偏角は 、 の偏角は であるから
である。ここで
なので である。
したがって面積の和は である。 において、 が最大になるのは のときである。よって最大値は である。このとき、通常の小さい方の角 は である。
解法2
(1)
回転して としてよい。このとき
行列式で面積を計算すると
点の順序と角の範囲から右辺は正であるから、絶対値を付ける必要はない。これで所要の式を得る。
(2)
の偏角を0、 の偏角を とすれば
(1)の行列式公式を と に適用すると
したがって
指定区間では で、等号は のときである。よって最大値は
このとき と の小さい方のなす角は