方針
(1) は半径1の円の中心 と各頂点を結び、、 から を引く面積分解で示す。(2)は から反時計回りに測った の偏角を と置く。点の順序から である。(1)を と に適用し、面積和を に整理して最大化する。
解答
(1)
半径1の円なので である。点 がこの順に反時計回りに並ぶので、中心 と結ぶと、三角形 の面積は で求められる。
それぞれの面積は、2辺とその間の角からである。したがって である。
(2) から反時計回りに測った の偏角を とする。点の順序より である。
まず の面積を求める。円周上の順序を と見て(1)を用いると、である。すなわち である。
次に について、円周上の順序を と見る。 であり、 の偏角は 、 の偏角は であるからである。ここでなので である。
したがって面積の和は である。 において、 が最大になるのは のときである。よって最大値は である。このとき、通常の小さい方の角 は である。
別解
解法2
方針
円周上の点を偏角で座標表示し、三角形の面積を2次行列式で計算する。(2)は面積和を の一次式まで整理して最大化する。
解答
(1)
回転して としてよい。このとき行列式で面積を計算すると点の順序と角の範囲から右辺は正であるから、絶対値を付ける必要はない。これで所要の式を得る。
(2)
の偏角を0、 の偏角を とすれば(1)の行列式公式を と に適用するとしたがって指定区間では で、等号は のときである。よって最大値はこのとき と の小さい方のなす角は
総評
難度6、目安時間24分。中心から頂点へ線を引いて面積を分解する発想が(1)の要点であり、(2)でもそのまま使う。 の偏角 は反時計回りには にあるが、最後に答える は小さい方の角である点に注意する。面積和が だけに整理されるので、最大化自体は単純である。