方針
置換 により、積分を に直す。(1)は で を使う。(2)は部分積分で を得て、 の漸化式に移す。(3)は を明示し、 と(1)の評価から の極限を取り出す。
解答
(1) とおく。このとき であり、 のとき 、 のとき である。したがってである。 では であるから である。よって である。
(2) を部分積分する。 を微分する側に取るとである。 と書くと である。 は無理数なので、この表し方の係数は一意である。したがって である。
(3)
まず であるから である。(2)より なので である。
したがって であり、両辺に を掛けると である。
(1) より なので である。よって上の式で極限を取ると となる。したがって である。
別解
解法2
方針
変数変換後の積分を部分積分して係数漸化式を得る。 を明示し、正規化した と小さな積分剰余 の関係から極限を決める。
解答
(1)
とおくと区間 では だからすなわち(2)
部分積分により の無理性から有理係数表示は一意なので(3)
より である。したがってこれを に代入し、 を掛けると(1)よりよって
総評
難度7、目安時間28分。置換 により積分区間が になり、評価も部分積分も一気に扱いやすくなる。(2)の漸化式では、 が無理数であることによって の係数比較が正当化される。(3)では を先に明示し、 が0に近づくことを(1)の評価から示すのが流れである。