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東北大学 2020年度 前期日程 第2次学力試験理系数学 第2問

aを0でない実数とする。
xy平面において,円C:x22ax+y24y+4=0
直線L:4x+3y+a=0,直線M:3x+4y7a=0を考える。

(1) LMの交点がC上にあるようなaの値を求めよ。

(2) CLが異なる2つの共有点をもつようなaの値の範囲を求めよ。

(3) 集合{PPCLの共有点}{PPCMの共有点}の要素の個数が
3となるようなaの値をすべて求めよ。

難易度5/ 10計算量6/ 10目安20

図形と方程式 座標設定円の性質、場合分け

方針

円を平方完成して中心と半径を求める。(1) は2直線の交点を円へ代入する。(2)(3) は中心から各直線までの距離と半径を比較し、割線・接線・共有点の重複を分類する。

解答

C を平方完成すると(xa)2+(y2)2=a2である。中心は (a,2)、半径は a である。

(1)

L,M を連立すると交点は (a,a) である。これが C 上にある条件は(a2)2=a2だからa=1.(2)

中心から L までの距離はdL=4a+32+a5=32a5.異なる2共有点をもつ条件は dL<a である。2乗して整理すると9(a2)2<25a2    (4a3)(a+3)>0.よってa<3またはa>34.(3)

中心から M までの距離はdM=3a+427a5=42a5.したがって M が割線となる条件は16(a2)2<25a2    (a+8)(9a8)>0,すなわち a<8 または a>8/9 である。接線となるのはa=8,a=89.一方 L が接線となるのはa=3,a=34.集合の要素数が3になるのは次の2種類である。状況aL,M がともに割線で、1交点を共有1M が接線、L が割線8, 89第1行は(1)による。L が接線となる a=3,3/4 では M は割線でない。よってa=8,a=89,a=1.

別解

解法2(代入後の判別式を使う方法)

方針

直線 L,M をそれぞれ円の式へ代入し、得られる x の二次方程式の判別式で交点数を判定する。(3) では判別式0の値と、2直線の共通点が円上にある値を組み合わせる。

解答

(1)

L,M の交点は (a,a) である。円の式へ代入すると(aa)2+(a2)2=a2より a=1 である。

(2)

Ly=(4xa)/3 である。円の式へ代入し、9倍して整理すると25x2(26a+48)x+(a+6)2=0.判別式はDL=(26a+48)2100(a+6)2=144(4a3)(a+3).異なる2共有点をもつ条件 DL>0 からa<3またはa>34.(3)

同様に M を代入すると25x2+(74a+48)x+(7a8)2=0であり、DM=64(a+8)(9a8).よって M の接線条件は a=8,8/9、割線条件は a<8 または a>8/9 である。

DM=0 の2値では DL>0 なので、M の1点と L の2点は合計3点になる。また DL>0,DM>0 のもとで2組の交点が1点だけ重なるには、LM が円上にあればよい。(1) より a=1 である。逆に DL=0 の2値では DM0 なので3点にならない。したがってa=8,a=89,a=1.

総評

難度5、計算量6。想定時間は20分程度。交点集合の要素数では、各直線との交点数を足すだけでなく、2直線の交点が円上にある場合の重複を引く必要がある。距離法は割線・接線を統一的に扱え、判別式法は代数的な検算になる。境界値4個と重複値 a=1 を整理して数え落としを防ぐ。

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出典: 東北大学 2020年度 前期 数学。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。