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東北大学 2021年度 前期日程 第2次学力試験文系数学 第4問

以下の問いに答えよ。

(1) 3次関数y=x3+x2のグラフと2次関数y=x2+4x+16のグラフの
共通接線(どちらのグラフにも接する直線)は2本ある。
それらの方程式を求めよ。

(2) (1)で求めた2本の共通接線と2次関数y=x2+4x+16のグラフで
囲まれた部分の面積を求めよ。

難易度6/ 10計算量5/ 10目安22

微分積分関数 接線・法線面積計算、計算整理

方針

共通接線を,3次関数側の接点 x=u,2次関数側の接点 x=v で表す。傾きと切片が等しいことから連立方程式を作り,v を消去して u を決める。面積は,放物線と2本の接線で囲まれる領域であり,2本の接線の交点 x=4 を境に上側は放物線,下側はそれぞれの接線になる。接線との差が平方になることを使って積分を短くする。

解答

(1)

3次関数 y=x3+x2x=u における接線を考える。導関数は 3x2+2x なので,接線の傾きは 3u2+2u である。この接線の切片は u3+u2u(3u2+2u)=2u3u2 である。

一方,2次関数 y=x2+4x+16x=v における接線の傾きは 2v+4 であり,切片は v2+4v+16v(2v+4)=16v2 である。共通接線であるためには,傾きと切片がともに一致すればよいので 3u2+2u=2v+4,2u3u2=16v2 である。第1式より v=3u2+2u42 である。これを第2式に代入して整理すると (u2)(u+2)(9u2+4u+12)=0 となる。ここで 9u2+4u+12 の判別式は 424912<0 なので実数解をもたない。したがって u=2,u=2 である。 u=2 のとき,傾きは 16,切片は 20 である。u=2 のとき,傾きは 8,切片は 12 である。よって共通接線は y=16x20,y=8x+12 である。

(2)

放物線 y=x2+4x+16 に対して,直線 y=8x+12x=2 で接し,直線 y=16x20x=6 で接する。また2直線の交点は 8x+12=16x20 より x=4 である。

したがって求める面積 SS=24{x2+4x+16(8x+12)}dx+46{x2+4x+16(16x20)}dx.ここで x2+4x+16(8x+12)=(x2)2 であり,x2+4x+16(16x20)=(x6)2 である。よってS=24(x2)2dx+46(x6)2dx=83+83=163である。

総評

難度6、計算量5。想定時間は22分程度。共通接線を接点パラメータで表し,傾きと切片の一致を使う問題である。接点の x 座標を2つ置くため式はやや長いが,v を消去すれば実数解は u=±2 に限られる。面積では2本の接線の交点 x=4 で区間を分け,放物線との差が (x2)2(x6)2 になることを使うと計算が安定する。 図で接点が2と6、接線の交点が4に並ぶことを確認すると、積分区間の取り違えを防げる。

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出典: 東北大学 2021年度 前期 数学(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。