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東北大学 2025年度 後期日程 第2次学力試験文系(後期)数学 第4問

Cを放物線y=x2+2,ℓを直線y=12x−1とする。
また,Pを直線ℓ上の点とし,そのx座標が125以下となるように動くとする。
さらに,mを直線ℓと点Pで垂直に交わる直線とする。このとき,以下の問いに答えよ。

(1) 直線mと放物線Cが共有点をもつような点Pのx座標をaとおく。aのとり得る値の範囲を求めよ。

(2) 点Pはx座標が(1)で求めた範囲を動くとする。直線mと放物線Cの共有点を考える。
共有点が2つある場合は直線ℓに近い方をQとし,1つのみの場合はその共有点をQとする。
線分PQが通過してできる図形の面積を求めよ。

難易度5/ 10計算量4/ 10

図形と方程式、積分 判別式、グラフの概形、面積計算

方針

直線mはすべて傾き−2で平行である。
共有点のx座標は−1±5a/2−2となるが,どちらがQかを決める必要がある。
近い方の交点を選び,領域の境界を確定する
r=5a/2−2とおくと0≤r≤2。
Qはx=−1+rの交点で,(−1,3)から(1,3)まで放物線上を動く。
通過領域は,両端の線分と直線ℓ,この放物線の弧で囲まれる。

点PとQを結ぶ線分は互いに平行なので,線分同士が交差して重なることはない。
上側の弧を水平な線分に置き換えると台形になる。その面積から,水平線と放物線の間の面積を引く。

解答

(1) P=(a,a/2−1)より,mの方程式はy=−2x+52a−1.放物線との共有点ではx2+2=−2x+52a−1,すなわち(x+1)2=5a/2−2である。
実数の共有点をもつ条件はa≥4/5であり,問題の制限を合わせると45≤a≤125.(2) r=5a/2−2とおく。0≤r≤2であり,共有点のx座標は−1±r。
放物線上の点(x,x2+2)とℓとの距離は2x2−x+65である。分子はすべての実数xで正であり,x=−1±rでの値は
2r2∓5r+9となる。
よってr>0では−1+rの交点の方が近く,r=0では共有点は一つである。
したがってQ=(−1+r,r2−2r+3).両端ではP0=(4/5,−3/5),Q0=(−1,3),P1=(12/5,1/5),Q1=(1,3).線分PQはすべてℓに垂直で,PがP0からP1へ動くと,Qは放物線のQ0からQ1までの弧を動く。
この弧とP0Q0,P1Q1,P0P1で囲まれる領域が求める通過領域である。

台形P0Q0Q1P1の平行な二辺とその間の距離はP0Q0=955,P1Q1=755,P0P1=455.したがって台形の面積は32/5である。
ここからy=3とy=x2+2の間の面積を引くとS=325−∫−11(1−x2) dx=325−43=7615.

別解

別解・背景

方針

縦の切り口で三つの積分に分ける。

解答

領域の下側の境界はx=4/5で,上側の境界はx=1で切り替わる。
両端の直線はP0Q0:y=−2x+1,P1Q1:y=−2x+5なのでS=∫−14/5{x2+2−(−2x+1)} dx+∫4/51{x2+2−(x/2−1)} dx+∫112/5{(−2x+5)−(x/2−1)} dx=243125+10091500+4920=7615.上側と下側の境界が切り替わる位置を,それぞれの端点のx座標から決めている。

総評

近い方の交点を距離で選び、平行な線分が作る領域の境界を確定する。

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出典: 東北大学 2025年度 後期日程 数学(文系)(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。