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東北大学 2026年度 後期日程 第2次学力試験文系(後期)数学 第3問

4つの実数a,b,c,dからなる組(a,b,c,d)で,次の条件(i),(ii),(iii)を同時に満たすものをすべて求めよ。

(i) xについての4次方程式x4+ax3+bx2+cx+d=0は1と−1を解にもち,かつこれら以外の実数を解にもたない。

(ii) a2+b2−c2=2d+2。

(iii) a2=3(bc+cd+bd)。

難易度6/ 10計算量4/ 10

方程式・不等式、数と式 展開・因数分解、判別式、必要十分条件

方針

1と−1を解にもつので,4次式にはx2−1が因数として含まれる。
残った2次式の係数と比較すれば,c,dをa,bで表せる。

解答

条件(i)の前半と因数定理からx4+ax3+bx2+cx+d=(x2−1)(x2+ax+b+1),したがってc=−a,d=−b−1.条件(ii)からb2=−2b,ゆえにb=0または−2である。

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・b=0のときc=−a,d=−1で,(iii)はa2=3aとなる。よってa=0,3。

a=0なら4次式は(x2−1)(x2+1)となり,実数解は±1だけである。
a=3ならx2+3x+1が判別式5>0をもち,±1以外の実数解をもつため不適。

・b=−2のときc=−a,d=1で,(iii)はa2=3(a−2)となる。
a2−3a+6=0の判別式は−15<0なので,実数aは存在しない。

残った候補は条件(ii),(iii)も満たす。したがって(a,b,c,d)=(0,0,0,−1).

別解

別解・背景

方針

主解と異なる見方による補足。

解答

1と−1を4次式に代入すると1+a+b+c+d=0,1−a+b−c+d=0.二式の差と和からc=−a,d=−b−1を得る。
因数分解を初めに書かなくても,ここから(ii),(iii)を使って同じ候補を求められる。
最後の実数解の確認には,因数分解が必要になる。

条件を満たす係数の候補を求める計算と,その候補が元の方程式の解の条件を満たす確認を分けて書くと,論証の抜けを防げる。

総評

係数の条件だけでなく、因数分解後の二次式の実数解も確認する。残った因子が既知の実数解を重解としてもつ場合を、最初から除外しないようにする。

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出典: 東北大学 2026年度 後期日程 数学(文系)(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。