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東北大学 2026年度 後期日程 第2次学力試験理系(後期)数学 第2問

以下の問いに答えよ。

(1) (1.001)1000>2が成り立つことを示せ。

(2) (1.001)1002を小数で表したとき,小数第3000位の数字を求めよ。

難易度6/ 10計算量4/ 10

数と式、整数 二項定理、範囲評価、剰余分類

方針

指数が大きくても,べき全体を計算する必要はない。(1)は二項定理の初めの二項だけで2になり,
残りの項が正である。(2)では,小数の桁を整数の桁に移して考える。

解答

(1) 二項定理から(1.001)1000=1+1000⋅11000+∑k=210001000Ck11000k>1+1=2.残りの和は正であるから,求める不等式が成り立つ。

(2) N=10011002とおくと(1.001)1002=N103006.小数第3000位はNの106の位である。
二項定理より,ある整数Mを用いてN=1+1002⋅103+1002C2106+109M=1+1002000+501501⋅106+109M=2002001+107(50150+100M).したがってNの下位七桁は2002001であり,求める数字は2.

別解

別解・背景

方針

主解と異なる見方による補足。

解答

(1.001)j>1はj≥1で成り立つ。したがって(1.001)1000−1=∑j=0999{(1.001)j+1−(1.001)j}=0.001∑j=0999(1.001)j>0.001×1000=1.これでも(1)を示せる。各回の増加量を0.001で評価する方法であり,二項展開を使っていない。

【遠い小数の桁を求めるとき】

小数第k位の数字は,数を10k倍した整数部分の一の位である。
分母が10のべきなら,分子のどの位に対応するかを先に決めるとよい。
下位の桁からの繰り上がりは必要なので,求める一桁だけでなく,そこまでの全桁を残す。

総評

大きな整数の先頭の数字は、近似値を求めるより、二つの整数の間に挟んで確定させるとよい。二項展開の下からの評価と、単調性の証明を組み合わせる。

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出典: 東北大学 2026年度 後期日程 数学(文系・理系共通)(大学公式の問題PDF)。問題文はHTML表示のために再入力・数式組版しています。