方針
重複を許す全216通りのうち、面積に寄与する相異なる3頂点の組を
円周上の間隔で3種類に分類する。最後に頂点を選ぶ順序6通りを戻す。
解答
3点は重複を許して無作為に選ぶので、全体の場合の数は である。2つ以上の点が一致した場合は面積0と定められているから、面積の総和に寄与するのは、3点がすべて異なる場合だけである。
異なる3頂点を順序を無視して選ぶ。正六角形の対称性により、面積は次の3種類に分けられる。
3点が連続する3頂点である場合、三角形の面積は であり、このような選び方は6通りである。
3点のうち、円周上の間隔が となる場合、面積は であり、このような選び方は12通りである。
1つおきの3頂点を選ぶ場合、正三角形になり、面積は である。このような選び方は2通りである。
したがって、順序を無視した面積の総和はである。3点を選ぶ順序を考えると、それぞれの三角形は 通りに現れる。重複を含む場合は面積0なので、期待値は である。よって求める平均値は である。
\newpage
別解
解法2(条件付き期待値)
方針
まず3点がすべて異なる確率を求める。
その条件下では20個の頂点集合が等確率なので、3種類の面積の平均を取り、最後に重複なしの確率を掛ける。
解答
3点がすべて異なる確率はすべて異なるという条件の下では、20個の3頂点集合が等確率である。
連続3頂点が6個、間隔が のものが12個、1つおきのものが2個だから、
条件付き平均面積は重複があるときの面積は0なので、求める期待値は
総評
難度は10段階中4、計算量は10段階中4程度。想定時間は12分から16分程度。重複を許して3回選ぶため、全体を 通りにするのが第一の注意点である。採点では、重複時の面積0、異なる3頂点の面積分類、順序を無視した数え上げを最後に 倍することが重要である。面積の種類は3つだけなので、正六角形を軽く図示して間隔で整理すると安定する。
\newpage