方針
共有点を とし、各円板の中心と を含む平面断面で考える。単位円板内に半径 の円板が収まる条件を、中心までの距離と の和で表す。2円板の 軸上の弦が 以外で重ならないという向きの制約を入れて半径を評価する。
解答
円板 が異なる平面にあり、両平面の共通部分は 軸である。従って共有点はと書ける。 軸について対称なので としてよい。
平面内で中心 、半径 の円板が原点中心の単位円板に含まれる条件はである。さらに が円周上だから2式で等号が成り立つ場合が半径最大であり、消去するとこの円板と 軸の共通部分の両端は と である。2つの円板の共通部分が だけになるには、2つの区間が から反対向きへ伸びるか、一方が で接しなければならない。
の側では半径の最大は中心が 軸上で反対側へ寄るときに起こり の側では上の は とともに減少するので従って とし、 平面の円板を中心 、半径 、 平面の円板を中心 、半径 とすれば等号を実現する。従って最大値はである。
別解
解法2
方針
円板中心を 、 から中心と反対向きの単位ベクトルを と置く。包含条件 を2乗して、半径の上限を の 成分で表す。2つの円板ではその成分の符号が反対になることを使い、1変数の二次式を最大化する。
解答
共有点は2平面の共通部分である 軸上にあるからと置ける。対称性により としてよい。
一方の円板を含む平面内で、その中心を 、半径を とする。円板が原点中心の単位円板に含まれるための必要十分条件はである。また は円周上なので である。
から中心と反対向きの単位ベクトルを と置くと包含条件を2乗するとだから円板と 軸との共通部分は を端点とする区間、または だけである。2円板が 以外を共有しないためには、一方の区間は から左へ、他方は右へ伸びるか、少なくとも一方が で 軸に接しなければならない。
左へ伸びる円板では であり、上式の最大は のとき右へ伸びる円板または接する円板では なので従って半径の和は のとき、左側の円板を中心 、半径 、もう一方を中心 、半径 とすれば、いずれも単位円板内に収まり、 軸上の共通部分は だけである。元の互いに垂直な平面へ戻せば条件を満たす。従って最大値はである。
総評
中心が軸上にあると決めつけると最大値を落とす。円板と 軸の交わりが区間か接点かを調べ、2区間が 以外で重ならない向きを制約へ入れることが核心である。上限 だけでなく、半径 と の具体的配置で達成可能性も確認した。