方針
線分 は時刻 において 、 の縦線分である。点 がぶつかる条件は と の同時成立であり、後者から は に限られる。したがって のこの区間での値域を求め、さらに単調性により衝突回数を判断する。
解答
(1)
時刻 において、線分 は で表される縦の線分である。点 は だから、 が線分 上にある条件は である。 において となるのは のときである。したがって衝突が起こるためには、この区間のある について となればよい。 とおく。すると である。分子を とおくと である。したがって は で増加し、 で減少する。
端点では であるから、この区間全体で である。よって は で単調増加する。
したがって衝突が起こる の範囲は である。端点の値は である。よって、ぶつからないための条件はこの範囲の外側、すなわち である。
(2)
上で示したように、衝突は と同値であり、 はこの区間で単調増加である。したがって のとき、対応する時刻 はただ1つ存在する。端点の場合も、 または で1回だけぶつかる。
よって、点 と線分 がただ一度だけぶつかるための の範囲は である。
別解
解法2(速度を時刻の関数として比較する)
方針
衝突可能な円弧を先に限定し、各時刻に衝突を起こす速度 を考える。そのグラフが対象区間で狭義増加することを端点を含めて示し、水平線との交点数を数える。
解答
(1)
線分 上の点はを満たす。したがって衝突時刻はに限られ、そのとき微分すると分子を とおけば である。
ゆえに は で増加し、
で減少する。両端ではしたがって全区間で である。
衝突する速度の全範囲はすなわちよって衝突しない範囲は(2)
は連続かつ狭義増加なので、上の閉区間内の各 に対し
を満たす時刻はただ1つである。端点速度でも対応時刻はそれぞれ
の1回だけである。したがって
総評
難度7、計算量5。衝突条件はx座標の一致だけでなく、Pのy座標が線分QRの範囲内にあることも必要。その条件で時刻を閉区間に限定してから速度関数の値域と単調性を調べた。端点速度では線分の端点に1回衝突するため、第(2)問の範囲には両端を含む。 2つの解法は着眼点を分け、必要性・十分性、端点、等号条件を省略せず記述した。