横浜国立大学 2017年度
理系数学 第1問(2)
- 試験区分
- 前期
- 対象
- 理工学部・都市科学部
- 分野
- 積分、三角関数
- 解法
- 置換積分、部分分数分解、定積分評価
- 難易度
- 5 / 10 計算量 5 / 10 目安 12分
問題
次の問いに答えよ。
(2) 定積分
∫02π3sinx+4cosxdx
を求めよ。
出典:横浜国立大学 2017年度 前期 理系 第1問(2)
方針
解法1
半角の置換 u=tan(x/2) を用いる。sinx=2u/(1+u2)、cosx=(1−u2)/(1+u2)、dx=2du/(1+u2) により有理関数の積分に直し、部分分数分解する。
解法2
3sinx+4cosx を位相のずれた余弦 5cos(x−α) に合成し,正割関数の原始関数で積分する。
解答
解法1
(2)
u=tan2x
とおくと、x=0 で u=0、x=π/2 で u=1 である。また
sinx=1+u22u,cosx=1+u21−u2,dx=1+u22du
である。したがって
∫02π3sinx+4cosxdx=∫01(2−u)(2u+1)du
となる。
ここで
(2−u)(2u+1)1=51⋅2−u1+52⋅2u+11
である。よって
∫01(2−u)(2u+1)du=51[−log(2−u)+log(2u+1)]01
であるから
51log6
を得る。
解法2
(2)
cosα=4/5, sinα=3/5 となる 0<α<π/2 を取ると
3sinx+4cosx=5cos(x−α).
したがって
∫0π/23sinx+4cosxdx=51∫−απ/2−αcosudu=51[logcosu1+sinu]−απ/2−α.
上端では
cos(π/2−α)1+sin(π/2−α)=3/51+4/5=3,
下端では
cos(−α)1+sin(−α)=4/51−3/5=21.
よって積分値は
51log1/23=51log6.