横浜国立大学 2024年度
理系数学 第1問(1)
- 試験区分
- 前期
- 対象
- 理工学部・都市科学部
- 分野
- 積分、指数・対数
- 解法
- 置換積分、式変形
- 難易度
- 4 / 10 計算量 4 / 10 目安 —
問題
次の問いに答えよ。
(1) 定積分
∫0log3e4x+2e2x+1e3x+4e2x+exdx
を求めよ。
出典:横浜国立大学 2024年度 前期 理系 第1問(1)
方針
解法1:指数置換して有理関数を積分
u=exとおいて積分区間を変換する。分母を(u2+1)2と見て、被積分関数を三角置換する項と分母の微分で積分できる項に分ける。
解法2:被積分関数を微分形として読む
元のxのまま2項に分ける。一方をtanθ=exで定めた角の微分、他方を分数関数の微分として認識し、端点だけを代入する。
解答
解法1:指数置換して有理関数を積分
(1)
u=exとおくと、dx=du/uであり、x=0,log3はそれぞれu=1,3に対応する。したがって
I=∫13(u2+1)2u2+4u+1du=∫13{u2+11+(u2+1)24u}du
である。
第1項でu=tanθとおけば、θはπ/4からπ/3まで動き、
∫13u2+1du=∫π/4π/3dθ=12π
となる。また、
∫13(u2+1)24udu=[−u2+12]13=−21−(−1)=21
である。ゆえに
I=12π+21
である。
解法2:被積分関数を微分形として読む
(1)
分母は(1+e2x)2であるから、被積分関数は
1+e2xex+(1+e2x)24e2x
と分けられる。
0≦x≦log3で
tanθ(x)=ex,4π≦θ(x)≦3π
と定める。両辺を微分すると
θ′(x)=1+e2xex
である。一方、
(1+e2x2e2x)′=(1+e2x)24e2x
である。したがって
I=[θ(x)+1+e2x2e2x]0log3.
角の差はπ/3−π/4=π/12、分数部分の差は
1+32⋅3−1+12=21
なので、
I=12π+21
を得る。