方針
点は正五角形の頂点で,出目1と6だけが同じ点を与える。各頂点の重みを考えて数える。(2)では,2つの単位ベクトルの和の向きが正五角形のどの頂点方向になるかを表にし,(3)ではそのうち奇数の出目だけを数える。
解答
(1)
出目1と6は同じ点を与え,出目2,3,4,5はそれぞれ別の点を与える。したがって3点が一致する場合の数はである。全事象は通りなので,確率はである。
(2)
出目を5で割った余りで考える。ただし余り1に対応する出目は1と6の2通り,その他の余りに対応する出目は1通りである。正五角形の頂点方向をで表し、その単位ベクトルを とする。和の公式からである。係数は0にならないので、この和が と平行(逆向きも含む)になる条件は、方向角を を法として比較してである。各余りの重みを,とする。固定した に対し、 を満たす順序付きの の重みの和へ、さらに第3投の重み を掛ける。具体的にはとなる。したがって合計は 通りである。したがって求める確率はである。
(3)
(2)の44通りのうち,がすべて奇数であるものはの5通りである。よって条件付き確率はである。
総評
【公式解答・出題意図との照合】公式解答例の確率 と全て一致する。
難度6,計算量5。想定時間は20分程度。正五角形の頂点と出目の重みを分けて数える問題である。出目1と6が同じ点を与えること,条件付き確率の分母を(2)の有利通り数にすることが主な注意点である。
【独立検算】さいころの全 通りを座標ベクトルで列挙し、平行44通り、そのうち全て奇数5通りを確認した。