方針
余弦定理で を求め、長方形の面積を と表す。面積和を の形へ整理して三角関数を合成し、最大時の角を決める。最後は三角形の二通りの面積表示から高さを求める。
解答
配置は次図のようになる。
(1)
余弦定理より(2)
三角形の面積は である。また だから、長方形の面積は である。よって(3)ここで をを満たす第4象限の角とすると の範囲で右辺は最大値5をとる。したがって最大時には(4)より である。求める距離を とするとよって
別解
解法2(内積の不等式で最大値を得る)
方針
面積表示までは余弦定理で求める。最大値については、単位ベクトル とベクトル の内積をコーシー・シュワルツの不等式で評価し、等号条件から を決める。
解答
(1)
余弦定理より(2)
また であるから、三角形と長方形の面積を足して(3)
コーシー・シュワルツの不等式より等号はのときに成り立つ。この組は を満たすので、(4)
のときしたがって、点 から直線 までの距離は
総評
難度5、目安時間18分。図形条件を面積和へ翻訳すると、変数部分は だけになる。三角関数の合成と内積の評価は同じ最大化を別の言葉で行っており、等号条件から と の符号まで確定することが要点である。