方針
各三角形の面積を座標の行列式で表し,三角関数の加法・倍角・三倍角公式で因数分解する。極限では と を用い,値域では へ移す。
解答
4点は円周上を角 ずつ進む位置にある。面積の符号を固定するため, であることも使う。
(1)
の面積はである。よってである。
(2) である。これを整理するととなる。したがってである。
(3) である。とおくと、、よりである。よってである。
(4)
(2)、(3)よりである。ただし であり、よりである。 は について連続かつ単調減少である。したがってであり、のとり得る値の範囲はである。
総評
【公式出題意図との対応】公式の出題意図は,三角関数の公式を用いて円周上の点が作る面積を表し,標準極限と関数の連続性・値域を扱えるかを確認するものとされている。本解答は三角形の符号付き面積を座標の行列式から作り,最後に の開区間へ帰着した。
難度5,計算量5。想定時間は15分程度。 では各面積が正であること, の端点を含めないことが採点上の要点である。
【別解監査】円周上の3点 に対する符号付き面積公式を使えば各式をまとめて導けるが,内容は行列式計算の圧縮であるため標準解法に統合した。
【独立検算】複数の に対して座標から面積を直接計算し,, と一致することを確認した。