方針
与式に を代入して を得る。さらに両辺を微分して を導くと、 から も従う。3次関数 は , , , の4条件で決まる。(2) は求めた を に入れ、 で を求めた後、微分可能性から左右の積分定数が一致することを確認する。
解答
(1)
与えられた等式に を代入すると である。
また、両辺を で微分する。左辺は 、右辺は積の微分により であるから となる。したがって である。特に を代入して を得る。 は3次関数なので とおく。 より 、 より である。したがって と書ける。
さらに で極値をとるので である。 だから である。また より である。連立すると である。よって である。実際、 なので で極値をとる。
(2)
(1) で求めた について である。 より、 では である。したがって と のそれぞれで の形になる。 は微分可能なので で連続であり、左右の積分定数は同じである。よってすべての で と書ける。
条件 から であるから である。したがって である。
最後に確認するとであり、なので、確かに与式を満たす。
別解
解法2(g'の根から組み立てる)
方針
与式の微分から を得る。 は2次式で を根にもつため、因数分解形から を一気に決め、続いて を復元する。
解答
(1)
を代入して を得る。また与式を微分するとしたがって である。
は3次関数なので は2次式である。 より、ある0でない定数 を用いてと書ける。 も用いて積分すると より 、したがって である。よって(2)
ではしたがって である。 の微分可能性により の左右でも定数は共通であり、 から を得る。ゆえに
総評
積分恒等式を微分して3次関数と を復元する問題。目安25分。 の条件と、 の微分可能性による積分定数の一致を落とさないことが要点である。最後に元の積分恒等式へ戻して検算した。