方針
微分して を三角方程式に直す。臨界点は と等間隔に並ぶので、指定された長さ の各区間には2個ずつ入る。極大・極小の判定は、 の符号変化または臨界点での正弦の符号で行う。(2) は極大になる偶数番号の臨界点だけを取り出し、指数部分が等比数列になることから無限和を求める。
解答
(1) とおく。微分するとである。ここで なので、 はと同値である。すなわち であるから となる。したがって臨界点は である。
指定された区間を と書く。 が に入る条件は である。 を掛けると となるから、この範囲に入る整数 は の2つだけである。
さらに とも書ける。 の臨界点では となり、 は正から負へ変わるので極大である。 の臨界点では となり、 は負から正へ変わるので極小である。したがって各区間 で極大値および極小値をそれぞれ1回ずつとる。
(2)
(1) より、 で極大となるのは に対応する臨界点である。その 座標は である。このとき なので である。したがって極大値 はである。
これは初項 公比 の等比数列である。公比は より大きく より小さいので、無限和はである。すなわちである。
別解
解法2(区間ごとの相似)
方針
長さ だけ平行移動すると正の一定倍になることを利用し、最初の区間だけを調べる。各区間の極大値が等比数列になることも同時に示す。
解答
(1) と置くと なので、各区間のグラフは最初の区間 のグラフを横へ移し、正の倍率で縦に縮小したものである。
この最初の区間ではしたがって停留点はの2点だけである。余弦の符号から前者で正から負、後者で負から正へ変わるので、極大・極小を1回ずつとる。正の倍率による相似から、すべての整数 の指定区間でも同じである。
(2)
最初の極大値は区間を1つ進むごとに極大値は 倍されるのでよって
総評
減衰振動の極値と等比級数を結ぶ問題。目安30分。全臨界点を並べる方法と、区間ごとの正の相似を使う方法の双方で極大・極小の一意性を示した。公比が正で1未満であることも明記した。