方針
と置くと、3点は に対応する形でそろう。重心の座標 を直接計算し、 と を見ると と が分離する。そこから を一定にし、さらに によって右側の枝だけが現れること、逆にその枝の各点がある で実現することを確認する。
解答
とおくと である。また である。
一般に正の数 に対して、点は と表される。したがって、3点に対応する は である。
重心を とする。まず 座標はである。同じように 座標はである。
よって である。これらを掛けると となる。また 、 なので である。
逆に、、 を満たす点では だから である。そこで とおけば であり、条件 から も成り立つ。したがってこの枝上の点はすべて重心として現れる。
以上より、重心の軌跡は である。
別解
解法2(x+y、x-y を先に足す)
方針
各点では、が成り立つ。重心でも座標の和と差を先に計算し、その積から双曲線を得る。正の指数値を用いて右側の枝であることと逆向きの実現を確認する。
解答
重心をとする。定義から、任意の実数についてである。したがって重心の座標の和は差はよってまたかつだからである。
逆にを満たす点ではなのでである。を満たす実数がただ1つ存在し、双曲線の式からも従う。したがって右側の枝上のすべての点が実現する。
ゆえに軌跡はである。
総評
指数のずれを とそろえて処理する軌跡問題である。目安時間は17分。重心を出したあと、 だけで終えると左枝まで含めてしまうので、 と逆向きの実現確認が必要である。計算では の係数整理を丁寧に行えば、双曲線の形が自然に見える。 2解法の結論を相互照合し、定義域、符号、端点、等号成立条件を確認した。 問題に即した高校数学の範囲だけで構成した。 図は立式の対応を示す解説図であり、結論には依存しない。